ラグビーとサステナビリティ
ラグビーとサステナビリティ
サステナビリティ(持続可能性)とは、現在と将来のニーズに対応するため、バランスのとれたアプローチで運営することであると説明できます。我々に与えられた資源を利用できる恩恵が未来の世代にも受け継がれていくため、本質的には、使う分より多く戻していくという管理の実行です。
金融リスク、社会的要求そして生態学的脅威に世界が直面する中、経済、社会、環境におけるサステナビリティに関わる課題は益々重要課題の焦点になっています。スポーツの分野において、ラグビーもその影響を受けており、持続可能な方法でゲームを実施し楽しみ続けて行くために常にチャレンジとチャンスを見極めていかなければなりません。
「スポーツも持続可能な開発の重要な成功要因の一つです。 国連は、開発と平和の現実、女性と青少年、個人とコミュニティ、健康、教育、そして社会的共生に向けての目標におけるスポーツが与えるより大きな貢献について認識しています。」
持続可能な開発に関する2030年国連アジェンダ
ワールドラグビーは、今ある資源、また将来有効な資源を特定し、それを持続可能な方法で管理する上での役割と、ステークホルダーと連携する必要性を認識しています。この認識により、今日我々が下していく意思決定が現在だけでなく未来世代のプレーヤー、ファン、そして他のステークホルダーを始め、経済、環境、社会のためにポジティブなインパクトを与えていくものであることを担保します。
持続可能性を組み込んだワールドラグビーのビジョン
加盟協会、リージョナルアソシエーションその他のステークホルダーと協力しながら、ワールドラグビーは主要大会であるラグビーワールドカップとオリンピック種目、また世界中におけるガバナンスの改善によって促された持続可能な投資を通じ、ラグビー参加者を記録的なレベルに成長させることに成功しました。
ワールドラグビーは、草の根レベルの参加、コミュニティーでのエンゲージメント、ステークホルダーの啓蒙、リソース管理、そして焦点を絞った投資などを通じ、スポーツ・フォー・オール、みんなのためのスポーツとしてイノベーションとインスピレーションを与えたいと願っています。
我々は、ラグビーの人格形成の理念 − 規律、尊敬、品位、情熱、結束、を育みながらラグビー国、またラグビー新興国のファンや潜在的ファンに情報発信し、ワクワクさせ、エンゲージしながら、持続可能で調和のとれたアプローチを実現させていきます。