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戦略プラン
- 発展の10年間
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発展の10年間
- 挑戦と変化
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- 我々の価値
これまでの10年間でファン人口は史上最高となり、新規プレーヤーも世界中で増えるなど、ラグビーはピッチ内外で発展してきました。
女子ラグビーの人気も急上昇しています。
オリンピック競技として輝かしい復帰を遂げました。
そして記録破りのラグビーワールドカップ
プレーヤーの福祉と安全に対する揺るぎないフォーカスがすべての基盤となっています。
128加盟協会
(2009年以降11協会増加)
世界中で960万人がラグビーをプレー
(2009年には370万人)
世界のプレーヤーの28%が女性
世界のラグビーフォロワー人口は8億7700万人
( 2013年比で30パーセント増)
最も大きな成功を収めた男子・女子ラグビーワールドカップで、強豪国以外の国では初の開催
ラグビーセブンズ(7人制ラグビー)がオリンピック競技に復帰
ラグビー新興国ではラグビーへの関心度が32%上昇し、フォロワーの3分の2が、ゲームがよりエキサイティングになっていると感じている
脳震盪予防戦略や損傷予防プログラムなどを順調に実施し、プレーヤーウェルフェアが向上。
ガバナンスと意思決定構造を現代化し、ジェンダー、国、プレーヤーのインクルージョンが進む
プレーヤーウェルフェア基準をエリートレベルの全大会で採用
認定医療スタッフやコーチ、そしてトレーナーの世界人口が急激増加
RWC 2019大会によるゲームへの再投資額が2015年大会を60%上回る
ワールドラグビーによるハイパフォーマンスへの投資により、ラグビーワールドカップをはじめとする世界全体の競争力が高まる
リオ五輪でのデビューを飾ったラグビーセブンズはオリンピック競技としての地位を確立
ワールドラグビーのガバナンスレビューを実施
01.
挑戦に挑み、変化を取り入れる
私たちが新型コロナ禍に対応し再起していく中で、社会善に向けたポジティブな力としてラグビーが果たすことができる役割を模索しなければなりません。
信念と目的を持って行動し、直面する挑戦に挑み、ラグビープレーヤーの福祉と身の安全を守るためのあらゆる機会を活用しなくてはならない。
社会が直面する様々な挑戦に対して積極的に活動し、役割を果たさなければならない。ラグビー、そして社会全体において多様性を推進し讃えていかなければならない。
新型コロナ禍からの復帰を目指す人々や地域社会を支援するための役割を果たし、気候変動対策を支持し、ラグビーをよりサステナブルなスポーツにしなくてはならない。
ラグビーは、これまでの10年間で培ってきた基盤により、これからの10年間、また今後直面する挑戦に挑むための準備ができています。
サー・ビル・ボーモント
ワールドラグビー会長
「私たちは、ワールドラグビーの戦略計画2021ー2025に着手できることを誇りに思います。ワールドラグビーの会長として、また元選手、ラガーである三人の息子を持つ父として、また一人のファンとして、私はあらゆるレベルのラグビーに情熱を持っています。そしてこの戦略計画はラグビーを発展させるものであり、ゲーム全体のため、この計画の元でみんなが一丸となって取り組んでいきます。」
「コミュニティーラグビー、プロフェッショナルクラブラグビーから、協会、リージョン、商業パートナーやファンまで、それぞれが意見をもち、果たす役割があります。厳しい社会状況やスポーツ環境の中、この計画は新型コロナによる影響下から復帰し、愛するゲームを発展させるために私たちが共に取り組む上でのガイドとなります。」
「ゲームチェンジャーともなる私たちの目標は、世界におけるプレーヤー人口の拡大、ファンとのエンゲージメント向上、そして現在・過去・未来のプレーヤーへの支援です。プレーヤーウェルフェアは常に私たちの最優先事項であり、私たちが行う全てのことに通じています。重要な点としてこの計画は、ラグビーが進歩的なスポーツであり、また重要な社会問題に立ち向かうスポーツでありたいという、我々の野心を反映したものです。みんなの心を寄せ合い、安全で、誰もが平等の参加機会を得られる温かい環境で、みんなが結束し、行動を起こせるような計画です。」
02.
ゲームチェンジャー
これからの4年間、スポーツの今後の繁栄に欠かせない4つの分野に焦点を絞って取り組んでいきます。
各分野において、私たちの野心と価値を反映した「ゲームチェンジャー」的目標を掲げました。
ゲームは、私たちのスポーツにとっての鼓動であり、全てのレベルにおいてできるだけ安全で魅力的、かつ楽しめるものでなければありません。
プレーヤーウェルフェアは我々が行う全てのことに通じており、我々にとっての最優先事項であり続けるものです。
この戦略計画を通じ、常に科学的知見と医学的な進歩を我々のガイダンスとしてプレーヤーウェルフェアを継続的に追求し、ステークホルダーの皆さまにオープンな議論の場を提供していきます。そのために私たちは:
的を絞った研究を主導し、損傷予防とメンタルヘルスの向上をはかり、情報を提供する
プレーヤーウェルフェアに則った競技規則のレビューと試験的競技規則を進めながら、さらにプレーヤーを保護する
15人制コミュニティーラグビー向けのフレキシブルで実践的な「コミュニティーコード」を開発する
協会が導入できるノンコンタクトラグビーを発足させる
ワールドラグビーの委員会と重要な意思決定においてプレーヤーとコーチの意見を聞く機会を増やす
ファンパネルを活用し、意思決定の中心にファンを据える
国際大会の最適化を図り、水準と競争力を上げ、エリートレベルの女子ラグビー、また新興国でのラグビーの機会を創出し、収入源の多様化と拡大を図る。そのために私たちは:
毎年開催する女子・男子新興国大会を2022年までに発足させる
男子・女子ラグビーワールドカップの今後10年間の開催地を決定する
ラグビーワールドカップ2021大会を女子大会史上最も大きく成功させる
東京2020オリンピック大会でのグローバルステージでラグビーを飛躍させる
2022年のワールドラグビーセブンズシリーズを改造する
国際大会のサイクルを推進するため、より説得力のある大会構造と統一したアプローチを開発する
2020年は限られた範囲でしかコミュニティーラグビーが行えなかったことから、キャパシティーと能力の向上に向け、プレーヤーの維持、協会・リージョンへの支援にフォーカスを当てる。そのために私たちは:
プレーヤー、コーチ、オフィシャル、スタッフ、そしてボランティアなどの人材が保持できるよう、協会のキャパシティーを向上させる
強豪国の女子参加者増大に向けた協会基金を支援する
2021 年に女子開発計画2017-25のレビューを行う
参加者数とハイパフォーマンス面での将来性、協会の規模と能力、また商業面におけるサステナビリティーに基づいた標的国の特定と支援
プレーヤー、コーチ、オフィシャル、スタッフ、そしてボランティアなどの人材が保持できるよう、協会のキャパシティーを向上させる
エンゲージメントと連携をラグビー全体で強化し、ラグビーとその価値の推進を継続する。そのために私たちは:
2025年までに世界のラグビーフォロワー人口とファン人口を10パーセント増加させる
ゲームへの再投資に向けた収入額を拡大するため、私たちのデジタルプラットフォームを最適化する
パートナーやファンのニーズをより理解する上で必要なフィードバックを収集するため、年次調査「ステート・オブ・ザ・ユニオン」を発足させる
この計画は、リージョナルアソシエーション、協会、パートナー団体、商業パートナーなど、ゲームに関わる全ての人々のための計画であり、私たちは皆様にとって責任あるパートナーであり続けることを約束します。私たちは、価値に忠実であろうとし、ガバナンスの現代化を図り、全てのレベルにおいての多様性、インクルージョン、そしてサステナビリティーを受け入れます。そのために私たちは:
第三者によるガバナンスレビューの結果を採用する
採用、維持、コミュニケーション、表現、そして監視において多様性を積極的に推進する
国連の「スポーツを通じた気候行動宣言」に基づき私たちがまとめた「サステナビリティ憲章」に掲げた目標に向けた取り組みを進める
03.
我々の価値