2009年、ワールドラグビーのメンバー協会では、ラグビーが持つ人間形成に資する特徴として「品位、情熱、結束、規律、尊敬」を示しました。これらの特徴は、いまでは総じて「World Rugby Value(ワールドラグビー・バリュー)」と呼ばれており、ラグビー独自の特性と理念をフィールドオブプレーの中でも外でも守っていくための手引きである「ワールドラグビー・ラグビー憲章（The World Rugby Playing Charter）」の一部を構成するものとなっています。

これらのコアバリューがあることによって、ラグビーに参加する人達は、競技の特性や、ラグビーがあらゆる体形や体格の人によってプレーされているスポーツであることを、すぐに理解することができます。

ワールドラグビーのラグビー憲章は、ワールドラグビーの競技規則の中に組み込まれており、以下のウェブサイトにてさまざまな言語で読むことができます: world.rugby/laws

品位（INTEGRITY）

品位とは、ラグビーをつくるものの中心であり、誠実さとフェアプレーから生まれる。

情熱（PASSION）

ラグビーに関わる人々は、ラグビーに対する熱い情熱を持っている。ラグビーは、感動を与え、思い入れをもたらし、そして、世界のラグビーファミリーへの帰属意識を生む。

結束（SOLIDARITY）

ラグビーは、生涯続く友情、仲間、チームワークそして、文化的、地理的、政治的、あるいは、宗教的な垣根を越えた忠実さへと通じる、一つとなった精神をもたらしてくれる。

規律（DISCIPLINE）

規律とは、ラグビーにとってフィールドの内外で不可欠なものであり、競技規則、競技に関する規定、そして、ラグビーのコアバリューの遵守によって示される。

尊敬（RESPECT）

チームメイト、相手、マッチオフィシャル、および、ラグビーに関わる人々を尊重することは、最も優先すべきことである。