大会及びランキング
ワールドラグビーが承認したルールと規定に従って開催する国際大会カレンダーは、チームが世界の舞台で定期的に実力を試すことができるチャンスです。
ラグビーワールドカップは、男子・女子ラグビーいずれにとってもグローバルゲームの旗艦大会です。通常4年に1度開催され、予選大会を勝ち抜いて出場権を得たチームが参加します。
1987年に第1回大会が開催されて以来、ラグビーワールドカップはヨーロッパ、北米、アフリカ、オセアニア、そして直近ではアジアで開催されています。2019年に日本で開催された男子大会は世界中で8億5700万人が観戦しました。
女子ラグビーワールドカップも1991年の第1回大会以降大きく発展しており、2017年にアイルランドで開催された大会は、動画再生回数4500万回、5日間の試合開催期間には7千万人が観戦しました。また230カ国から75万人のファンが大会公式ウェブサイトを訪問しました。
ラグビーワールドカップに参加するチームの幅とフィールド・オブ・プレーにおける競争力は大会を重ねる度に拡大し、大会に対する関心も高まる中、ラグビーワールドカップは現在、FIFAワールドカップ、オリンピック大会に次ぐ世界3大スポーツイベントの一つとして認知されています。
ラグビーセブンズ(7人制ラグビー)
一方、2022年に南アフリカ大会が開催されるラグビーワールドカップ・セブンズ(7人制ラグビー)もメキメキと力をつけている国際大会です。1999年に男子シリーズ、2012年には女子シリーズが始まり既に恒例となっているHSBCワールドラグビー・セブンズシリーズに加え、ラグビーワールドカップ・セブンズもその認知度を高めており、ラグビー新興国を開拓するきっかけとなっています。
ワールドラグビーとその他の統括団体との良好な関係によって、ラグビーセブンズはオリンピック大会やコモンウェルスゲーム(英連邦競技大会)、パンアメリカンゲームズ(パンアメリカン競技大会)、アジアンゲームズ(アジア競技大会)のような有名な総合スポーツイベントの主要競技種目となっています。
「ワールドラグビー U 20チャンピオンシップ」とその姉妹大会である「ワールドラグビーU 20トロフィー」も、プレーヤー育成パスウェイとして重要な役割を果たしています。1,300人近いプレーヤーが既にこの二つの大会から国際ラグビーへと羽ばたいていきました。
一方、「ワールドラグビーネイションズカップ」と「ワールドラグビーパシフィックチャレンジ」は、最高レベルである国代表レベルを目指し活躍の場を広げたい国内プレーヤーのための競争環境を提供します。
ワールドラグビーのランキング
チームの相対的な実力を反映するよう設計されたワールドラグビー ランキングです。初めて2003年に男子、そして2016年には女子チームのランキングが導入されました。
ワールドラグビーの正規加盟協会同士のテストマッチにおいて、試合結果に応じたポイント交換システムでお互いのポイントを奪い合います。
ランキング用の計算にはホームアドバンテージや対戦チームの優劣関係が重要な要因になり、ラグビーワールドカップでは大会の重みを反映してポイント交換が2倍になります。