• 11月14日のワールドラグビー理事会承認により、エジプト、グアテマラ、レソトが同国際連盟の正会員に昇格
  • ワールドラグビーファミリーには、6つのグローバル地域にまたがる133ヵ国の協会が加盟
  • 2022年よりワールドラグビーの準会員として加盟していたエジプトは、最近のリージョナル・ラグビーセブンズ大会を開催している
  • 2016年にラグビーアフリカの正会員となったレソトは、南アフリカに囲まれた内陸国
  • 2014年にスダメリカラグビーの正会員となったグアテマラは、2016年にワールドラグビーの準会員となっている
  • パリオリンピックでの記録的成功を受けて、新興国では、女子ラグビーとラグビーセブンズが牽引役となり、ラグビーの世界的成長が続いている

エジプト、グアテマラ、レソトは、必要な基準をすべて満たしたことにより、11月14日の国際連盟理事会で承認され、ワールドラグビーの正会員に昇格しました。

ワールドラグビーに加盟する協会は、6つの地域にまたがり、133ヵ国に上ります。

エジプト・ラグビーフットボール協会は、2022年よりワールドラグビーの準会員、2019年よりラグビーアフリカの正会員となっています。エジプトは、7人制ラグビーに重点的に取り組んでおり、2021年にはアレクサンドリアで男子・女子リージョナル大会をはじめ、いくつかの地区大会を開催し、成功を収めています。

レソト・ラグビー連盟は、2022年よりワールドラグビーの準会員として加盟、2016年にはラグビーアフリカの正会員となり、7人制ラグビーのリージョナル大会に参加しています。レソトは、男子世界チャンピオンである南アフリカに囲まれた内陸国です。

グアテマラ・ラグビー協会は2016年に準会員としてワールドラグビーに加入、2014年より南アメリカ・ラグビーの正会員となっています。グアテマラには男子・女子29チームがあり、南米ラグビー主催の大会に参加しています。

ワールドラグビーの会長、ブレット・ロビンソンは次のように述べています。「エジプト、グアテマラ、レソトがワールドラグビーの正会員となったことを大変嬉しく思います。また、この3か国が近年目覚ましい進歩と発展を遂げていることを祝福いたします。」

「パリで開催されたオリンピックのラグビー7人制競技は記録を塗り替える素晴らしい大会となり、世界中でラグビーへの関心が高まりました。特に女子ラグビーへの参加者が増え、ファンの関心も高まっています。」

「6地域にわたり133ヵ国が加盟しているワールドラグビーは、世界的な成長と進化を遂げ、より身近で魅力的な存在となっています。ラグビーというスポーツのユニークなDNAと、ラグビーをプレーすることで得られる身体的・社会的メリットを、世界のどこにいようとも、老若男女問わず誰もが享受できるよう、その中核的使命を継続的に果たしていくことを約束します。」

エジプト・ラグビーフットボール協会のフッサム・サヘブ会長は次のように述べました。「エジプト・ラグビーフットボール協会は、ワールドラグビーの正会員昇格を誇らしく発表いたします。これはエジプトにおけるラグビーの歴史的な快挙であり、当協会がエジプト全国でこのスポーツを推進することに専心してきたことを示すものです。この画期的な出来事は、エジプトのラグビーへの献身を証明し、世界的な関与と発展の機会の増加への扉を開くものです。」

「私たちはエジプト・ラグビーフットボール協会の創立以来、エジプトにおけるラグビーの存在感を高めるために努力を続けてきました。ワールドラグビーからのこの評価は、エジプトラグビー協会の功績を証明するものです。」

「私たちは長年にわたり、女性や若者向けのラグビープログラムを確立し、あらゆるレベルでのトレーニングや競技参加を可能にするために尽力してきました。私たちは、活気あるラグビーコミュニティを育成し、エジプトの次世代を担うアスリート、若手選手、女性選手をエジプト全土で育成するという使命に専心しています。」

「正式加盟となった今、エジプトはより幅広い国際大会に参加できるようになり、我が国の認知度が高まるとともに、選手、コーチ、ファンにとって有益な資金やトレーニングの機会が開かれることになります。この達成は、間違いなくエジプトにおけるラグビーの継続的な成長を促進し、より多くのエジプト人がこのスポーツを受け入れ、世界的な舞台で才能を発揮できるきっかけとなるでしょう。」

「今回のワールド・ラグビーの正式加盟は、エジプトを世界のラグビーコミュニティに近づけるだけでなく、次世代のラグビー選手たちにインスピレーションを与えるという使命をさらに強めるものです。」

レソト・ラグビー連盟のフェタン・セリアリア会長は次のように述べています。「ワールドラグビーに加盟することは、常に私たちの夢であり、希望であり、ビジョンでした。レソトのラグビーは、男女の選手が等しく共有する理想です。正会員になることで、より多くの才能を開花させ、より高いレベルに到達するための扉が開かれるでしょう。」

「また、正会員になることは、政府やパートナーからより多くの支援を受けることができ、力を合わせてラグビーのインフラを整備することを意味します。レソト・ラグビーの200校以上の学校で実施されている「ゲット・イントゥ・ラグビー」プログラムを含む、数多くの開発プログラムは、レソト全土でラグビーを成長させるという我々のコミットメントを示すものです。」

「ワールドラグビーの正式加盟国として、私たちはより広範なラグビー国の一員となり、夢を描き、その夢の実現に向けた行動計画を立てる機会を得ました。この夢は、私たちの委員会やラグビーコミュニティだけでなく、パートナー、スポンサー、政府省庁、レソトスポーツ・レクリエーション委員会、レソトオリンピック委員会、そしてもちろんレソトラグビー連盟の終身後援者であるレツィ3世国王陛下とも共有されています。」

「ラグビーアフリカとワールドラグビーが、さまざまなプログラムを通じて長年にわたりレソトラグビーを支援してくださったことに感謝しています。今日のレソトラグビーがあるのは、皆様のおかげです。」

グアテマラ・ラグビー連盟のアンヘル・ガイタン会長は次のように述べました。「グアテマラのラグビーを代表して、ワールドラグビーの執行委員会がグアテマラに正式加盟を認めてくれたことに感謝いたします。また、このプロセスにおいて私たちを支援し、我が国のスポーツにとって重要なこの発展を達成する手助けをしてくれたスタッフの皆さまにも感謝いたします。また、このプロセスにおいて支援と後押しをしてくれた南アメリカラグビーにも感謝いたします。