2024年11月14日にアイルランドのダブリンで開催される中間理事会において、ワールドラグビーの会長選挙に3名の候補者が立候補することになりました。

候補者は以下の通りです(アルファベット順)。

アブデラティフ・ベナッツィ(フランス) フランスが推薦し、南アフリカが支持
アンドレア・リナルド(イタリア) イタリアが推薦し、アイルランドが支持
ブレット・ロビンソン(オーストラリア) オーストラリアが推薦し、イングランドが支持

一方、選手、国代表、地域代表枠を広げ、独立性を担保した新たな統括付託の下に置かれる最初のワールドラグビー執行役員会には6名の空席があり、13名の候補者が推薦されました。候補者は以下の通りです。

ハイパフォーマンス協会(北半球)(2名)
スーザン・カーティ(アイルランド) アイルランドが推薦し、イングランドが支持
リチャード・コリアー=キーウッド(ウェールズ) ウェールズが推薦し、南アフリカが支持
ジョナサン・ウェッブ(イングランド) イングランドが推薦し、ニュージーランドが支持

ハイパフォーマンス協会(南半球)(2名)

マーク・アレクサンダー(南アフリカ) 南アフリカが推薦し、フランスとニュージーランドが支持
バート・キャンベル(ニュージーランド) ニュージーランドが推薦し、南アフリカが支持
ジョン・イールズ(オーストラリア) オーストラリアが推薦し、オセアニアラグビーが支持
アグスティン・ピチョット(アルゼンチン) アルゼンチンが推薦し、スダメリカラグビーが支持

ハイパフォーマンス協会以外(×1)

サリー・デニス(カナダ)カナダが指名し、日本が支持
ツイラエパ Dr サイレレ・マリエレガオイ(サモア) サモアが推薦し、ニュージーランドが支持
セバスチャン・ピニェイルア(ウルグアイ) ウルグアイが推薦し、アルゼンチンが支持

地域協会(×1)

ケイス・アル・ダライ (アジアラグビー) アジアラグビーが推薦し、フィジーが支持
ハーバート・メンサ(ラグビーアフリカ)が推薦し、南アフリカが支持
リチャード・サピアス(オセアニアラグビー) オセアニアラグビーが推薦し、ニュージーランドが支持

競技に関する規則第9条に沿って、 すべての候補者は、加盟協会またはリージョナルアソシエーションの推薦、支持を受け、10月15日の締切日までに、候補者として受付けられ、審査の対象となっています。

理事会では、まず52名の理事が新会長を選出し、続いて6名の執行役員が選出され、その中から副会長が選ばれることになります。この選挙プロセスは独立監視委員によって監視が行われ、投票結果が公表されます。選出された役員は最長4年の任期を務めますが、過去にも任命されていた場合、今回の任期は通算8年の任期制限を超えないことが条件となります。これは選出された会長には該当しない。会長の任期は最長2期までとする。

選出された6名の代表は、ワールドラグビー会長、ワールドラグビー最高責任者、独立イベント委員長(独立した採用プロセスに従って任命される)、3名の独立メンバー(理事会によって承認される-女性2人、現在2027年までの任期を務めるアンジェラ・ルッジェーロを含む)、国際ラグビー選手会(IRP)によって指名された2人のアスリート代表(理事会が任命を承認する、男性1人、女性1人)に加わります。