- ワールドラグビーは、2025年以降も女子ラグビーの発展を加速させるための野心的なグローバル・インパクト・プログラム「インパクト・ビヨンド2025」を発表
- この計画の下、ワールドラグビーは、女子ラグビーワールドカップイングランド大会2025のパワーを活かし、世界へのポジティブなインパクトを最大化する
- 「インパクト・ビヨンド2025」は、ラグビーをより強く、より強靭にすることを目的とした3つの中核テーマと9つの戦略的イニシアティブで構成
- 各テーマは、引き続き女性と少女をラグビーの進歩の中心に置き、あらゆるレベルでより多くの機会を創出する
このグローバルインパクトプログラムは、より多くの女性や少女たちがフィールド内外でラグビーに熱中できるようにすることを使命とし、ゲーム全体のアプローチの中で、知名度と参加、キャリアと男女平等、能力と専門性という3つの中核テーマを中心に構築されています。
各テーマでは、2025年女子ラグビーワールドカップイングランド大会のポジティブなインパクトを、今後何世代にもわたって実感できるようにするための、一連の戦略的取組みが明確にされており、強力かつ持続可能な女子ラグビーの土台を、世界中で固めていきます。
1. プロフィールと参加 - 世界中でラグビーを愛する人を増やす
イングランド2025は、世界中で観客動員数の記録が更新され続け、勢いを増す女子ラグビーの進化における極めて重要な瞬間です。
女子ラグビー選手の認知度を高め、チームや選手の背景にある力強いストーリーを発信することで、私たちはより多くの女性・少女たちにラグビーを愛してもらい、生涯を通じて情熱を注ぐスポーツになるよう、感動を与えていきます。
変革への最大の原動力となるのは、ワールドラグビー初の女子専用ビスポーク参加プログラム、「Rugby Rising Play」です。このプログラムで、加盟協会は、ラグビーの価値に沿った総合的な学習環境も整えた、テイラーメイドの女子向けラグビープログラムを実施できるようになります。
2023年から2024年まで5地域の9つの協会が試験的に実施し、5,300人の女子たちがラグビーを初体験したという成功があり、このプログラムのベネフィットはすでに実感され始めています。
2. キャリアと男女平等 - ラグビー関係の職業に就く女性の増加
この計画の主な目的は、ラグビーのエコシステムにおいて女性を惹きつけ、結びつけ、定着させることです。ワールドラグビーは、一連のキャリア開発、職業体験、人脈作りの機会を通じて、女子ラグビーの発展に情熱を燃やす指導者のグローバルネットワークを育成します。
また、国際ラグビー選手会と共同で女子プレーヤー用学習ポータルを新たに立ち上げ、世界中のラグビー選手たちが、画期的な自己開発リソースにアクセスできるようになります。このポータルサイトでは、ラグビーを通じてスキルアップを図り、学習の機会を最大限に生かすことができるよう、フィールド内外の育成リソースにアクセスすることができます。
チャイルド・ファンド・ラグビーは、「グラスルーツ・トゥ・グローバル・コミュニティフォーラム」を世界各地で開催します。これにより、30回以上の「グラスルーツ・トゥ・グローバル」フォーラムを開催し、コミュニティラグビーで活躍する900人以上の女性たちを招き、女性がグラスルーツレベルでラグビーコーチをする様々なバリアについて議論します。
3. 能力と専門知識 ‐ 強く持続可能な協会
最後に、この計画では、ワールドラグビーの各加盟協会の能力と専門知識を強化し、2025年大会の試合終了のホイッスルが鳴った後も、ラグビー競技を成長させ続けるために必要なツールと知識を、より広範なグビーコミュニティに提供します。ワールドラグビーが開催する「女子ラグビー・グローバル・サミット」を、RWC2025期間中に開催し、共同学習や専門知識・見識の共有を通じて、参加者同士のネットワークを作り、エンゲージさせ、惹きつける重要な場となります。
2024年から2026年にかけて6リージョンで開催される「インパクト・ビヨンド・サミット」は、女子ラグビーの世界的なネットワークがこれまで以上に強固なものとなるよう、各地域の専門知識をさらに深めるのに役立ちます。これは単なる大会の計画ではありません。女子ラグビーの未来に向けた出発点であり、女子ラグビーワールドカップ2025のインパクトが今後何世代にもわたって世界中に伝わることを保証するものです。
ワールドラグビー会長のビル・ボーモント卿は次のように述べました。 「女子ラグビーワールドカップ2025イングランド大会は、ラグビー界にとって時代を画する瞬間となるでしょう。それは単に女子ラグビー史上最大の祭典になるというだけでなく、ラグビーという競技を変えるからです。
私たちの野心的な「インパクト・ビヨンド2025」プログラムは、この大会の目覚ましい勢いを活かし、女子ラグビーの全分野にわたって力強く持続可能な成長を導き、ゲーム全体を成長させることに焦点を当てます。私たちは、具体的で的を射たレガシーを創り出すために、加盟協会と協力し、グローバルな「インパクト・ビヨンド2025計画」を実施することを楽しみにしています」。
ワールドラグビーの女子ラグビー担当チーフ、サリー・ホロックスも次のように加えました。 「女子ラグビーワールドカップ2025は、ラグビーの一時代を画す祭典になると同時に、ラグビーへの参加、経済成長、ファン拡大の起爆剤となることを約束します。ラグビーの成長を先導し、ラグビーと社会全体にポジティブな影響を与える女性たち、女児たちを取り込む大きな機会です。
「今こそ行動を起こすべき時であり、私たちは協会やリージョンと協力し、フィールドの内外でラグビーを強化するイニシアチブを実施することを楽しみにしています。」
この計画については、今週、協会とリージョンを対象とした一連のウェビナーを通じて発表しました。ワールドラグビーは、利害関係者と協力し、世界中でこの計画を実施する予定です。
チャイルド・ファンド・ラグビー
過去3回の大会でもパートナーシップとなり成功を収めたことを受け、チャイルド・ファンドは女子ラグビーワールドカップ2025の「大会ソーシャル・インパクト・パートナー」に任命されました。
RWC2025のチケット販売や寄付を通じて集められた資金は、世界中の弱い立場にある少女や少年の生活を変え、永続的なインパクトを与えるために使われます。寄付金はすべて、若者に力を与え、男女平等を促進し、重要なライフスキルと自信を育む、変革をもたらすラグビー・イニシアチブ「Pass It Back」を支援するために使われます。
寄付はwww.childfundrugby.org/rwc2025/からどうぞ。
「インパクト・ビヨンド2025」は、「インパクト'25」と並ぶRFUの変革的な国内レガシー・プログラムで、イングランドと母国全土で女性と、女子ラグビーの成長を加速させることを目的としている。この計画ではすでに、2025年3月末までの間に、イングランドラグビー協会と英国における女子ラグビーに対し、1,213万ポンドの政府資金が投入されています。RFUが掲げる目標は2027年までに女子プレーヤーの数を10万人にすることであり、女性、そして女児がラグビーに参加できる機会を増やしていきます。