U20チャンピオンシップ昇格をかけて7月2日から17日まで、スコットランドのエジンバラで行われるワールドラグビーU20トロフィー2024に参戦するU20日本代表メンバーが6月19日、日本ラグビー協会から発表された。
メンバー28人はフォワード17人とバックス11人の構成で、6月から活動を始めた日本代表合宿に練習生として選出されているCTB本橋尭也選手(帝京大学)や、次世代の代表選手育成を主眼とした「ジャパン・タレント・スコッドプログラム」に参加したPR八田優太(京都産業大学)、LO石橋チューカ選手(京都産業大学)、SH髙木城治選手(京都産業大学)、SO伊藤龍之介選手(明治大学)、CTB海老澤琥珀選手(明治大学)らが名を連ねた。
チームは大久保直弥ヘッドコーチの下、昨年12月に関西と関東で行ったトライアル合宿に総勢55人が参加して始動。その後の5か月間に合宿や試合を繰り返し、3月にはリーグワンのチームとの合同練習や、4月にはオーバーエイジ選手4人を加えながらジャパンXVとしてパシフィック・チャレンジ2024に参戦。マヌア・サモア、フィジー・ウォリアーズやトンガA代表と対戦して優勝した。6月半ばには、宮崎で合宿中の日本代表と試合形式でのチェックも行った。
「(日本代表との対戦を含めて)合計11試合を戦いながら改善を繰り返し、世界で戦うための準備を積み重ねてきた」と大久保ヘッドコーチ。
選出したメンバーについて、「どんな困難な状況にもチームで乗り越える覚悟を持った28人だ」と自信と期待を示し、「大会の目標は、4戦全勝で来年のチャンピオンシップ大会へ昇格する」と語った。
チームは6月22日から東京近郊で数日間合宿を行い、その後、大会開催地のスコットランドへ向けて出発する。
ワールドラグビーU20トロフィー2024には8チームが参加。試合はすべてエジンバラで行われ、プールAに入った日本は、7月2日の初戦でホンコン・チャイナ、8日の第2戦でサモア、12日のプール最終戦で開催国のスコットランドと対戦。プールBではケニア、オランダ、ウルグアイ、アメリカが顔を合わせる。
プール戦の順位に応じて大会最終日の17日に、7位決定戦から3位決定戦、決勝戦を実施。優勝チームは来年のワールドラグビーU20チャンピオンシップへの昇格を手にすることができる。
U20日本代表メンバー:
PR―森仁之輔(天理大学)、大塚壮二郎(関西学院大学)
HO-清水健伸(早稲田大学)、螻川内晴也(帝京大学)、田中京也(立命館大学)
PR―山口 匠(明治大学)、布引大翔(帝京大学)、八田優太(京都産業大学)
LO-物部耀大朗(明治大学)、磯部俊太朗(筑波大学)、石橋チューカ(京都産業大学)、舛尾 緑(立正大学)
FL-亀井秋穂(明治大学)、川越功喜(天理大学)、太安善明(天理大学)、大川虎拓郎(明治大学)
NO8-吉川大智(立命館大学)
SH-高木城治(京都産業大学)、村田大和(京都産業大学)
SO-伊藤利江人(明治大学)、伊藤龍之介(明治大学)
CTB-本橋尭也(帝京大学)、上田倭士(帝京大学)、白井瑛人(明治大学)
WTB-飯岡建人(筑波大学)、海老澤琥珀(明治大学)、増山 将(筑波大学)
FB-竹之下仁吾(明治大学)