• 16カ国から選出された23名がパリオリンピックマッチオフィシャル陣に決定
  • ワールドラグビーの全6リージョナル協会から選出
  • 5人のレフリーが2度目のオリンピックへ
  • 2016年リオ五輪代表の桑井亜乃が女子のマッチオフィシャル陣入り
  • ラグビーセブンズは7月24日から30日までスタッド・ド・フランスで開催

ワールドラグビーは、年パリオリンピック大会2024における男子・女子ラグビーセブンズ競技(7月24日から30日まで開催)を担当するマッチオフィシャル23名を発表しました。

マッチオフィシャル陣は、全6つのリージョナルアソシエーション、16か国から選出され、ラグビーセブンズのオリンピック大会を担当する初のドイツ人レフリー、マリア・ラトスも含まれています。

パウロ・ドゥアルテ(ポルトガル)、フランシスコ・ゴンサレス(ウルグアイ)、タイラー・ミラー(オーストラリア)、テビタ・ロコベレニ(フィジー)、ジョーダン・ウェイ(オーストラリア)の5名が2度目のオリンピックに参加する一方、東京五輪に選ばれていたがACL損傷で大会一か月前に辞任したジェレミー・ロジエ(フランス)が今大会で初めて五輪を担当します。また、東京五輪で女子大会のレフリーを務めたドゥアルテとロコヴェレーニは、今回のパリ大会では男子競技を担当します。

ロジエは自国開催のオリンピックでのレフリーに選ばれた唯一のフランス人レフリーとなり、男子ラグビーワールドカップ2023でアシスタントレフリーを務め、スタッド・ド・フランスでの1試合も担当したウェイにとってのパリ2024は、パリへの復帰となります。

一方、ラグビー(15人制)がオリンピック種目として五輪に加わった最後の大会から約92年後の2016年にラグビーセブンズがオリンピックデビューを果たしたリオ大会で、サクラセブンズと共に五輪出場を果たした桑井亜乃(日本)は、選手として、またレフリーとして五輪に出場する両方をこなした初の人物として歴史を刻むことになります。桑井は、プール戦で開催国ブラジルに26-10で敗れた日本代表としてオリンピック初トライを決めた選手です。

桑井は、今年の女子シックス・ネーションズで試合を担当したマギー・コガー・オア(ニュージーランド)とキャット・ロッシュ(アメリカ)、そして先月のワールドラグビー・パシフィック4シリーズでテストデビューを果たしたミラーなど女子大会のマッチオフィシャル陣の一人であり、全員が国際ラグビーのレフリー経験者です。 

マッチオフィシャルの選考はHSBC SVNS 2024シリーズのパフォーマンスを総合的に審査した結果に基づいています。

2024年パリオリンピックのマッチオフィシャル陣は以下の通りです。

男子大会: 

ベン・ブレイクスピア(ウェールズ、グレートブリテン)
パウロ・ドゥアルテ(ポルトガル)
ジャンルカ・グネッキ(イタリア)
フランシスコ・ゴンサレス(ウルグアイ) 
ニック・ホーガン(ニュージーランド)
AJ・ジェイコブス(南アフリカ)
ルーベン・キーン(オーストラリア)
アダム・レアル(イングランド、イギリス)
テビタ・ロコベレニ(フィジー)
ジェレミー・ロジエ(フランス)
モーネ・フェレイラ(南アフリカ)
ジョーダン・ウェイ(オーストラリア)

女子大会:

フィンレイ・ブラウン(スコットランド、グレートブリテン) 
クレイグ・チャン(中国・香港)  
タラル・チョードリー(カナダ)  
マギー・コガー・オア(ニュージーランド) 
桑井亜乃(日本)
マリア・ラトス(ドイツ) 
シスコ・ロペス(アメリカ)  
タイラー・ミラー(オーストラリア) 
ラヴェニア・ラワカ(フィジー)
キャット・ロッシュ(アメリカ) 
ジョージ・セルウッド(イングランド、グレートブリテン)

ワールドラグビーのハイパフォーマンス・セブンズ・レフリー・マネージャーのパディ・オブライエンは次のように語りました。 「経験豊富で才能あふれるマッチオフィシャル陣をパリ2024で統率できることを大変うれしく思います。」

「これほど多くの国々から、またすべてのリージョンから選ばれており、私たちのマネジメントチームに大きな満足感を与えてくれますし、これまでの4年間提供してきたパスウェイの成功の証だと思います。」

「選ばれたマッチオフィシャルの皆さんは、パリでの大会にこのような特別なイベントで必要な高いレベルの審判ができるマッチオフィシャルとなるべく、賢明に努力してきました。」

男子大会は7月24日から27日まで開催され、開会式の2日前にサッカーとともに2024年パリオリンピックの幕開けを飾り、女子大会は7月28日から30日にかけて行われます。昨年10月のラグビーワールドカップ2023男子決勝の会場となったスタッド・ド・フランスで全試合が行われます。