パリ・オリンピック2024開幕まで4月17日で100日となり、これまでで最大かつ最高のセブンズラグビーの大会へ向けて興奮が高まってきています。

セブンズラグビーは2016年のリオ大会で五輪競技デビュー。新型コロナウィルス感染症の影響を受けた中で行われた3年前の東京大会を経て、2024年パリ大会の壮大な舞台でようやく「成人」の時を迎えると期待されています。

今週の火曜日(4月16日)、ギリシャでオリンピック聖火の採火が行われ、2024年パリ大会へのカウントダウンが本格的にスタートしました。そして、セブンズラグビーと男子サッカーは大会開会式の2日前に他競技に先立って競技を始める栄誉に恵まれ、セブンズ競技には、かつてないスポットライトが当たることになります。

パリでチームスポーツ第1号の金メダルが授与される競技は男子7人制ラグビーの勝者で、フランス代表のAntoine Dupont選手は開催国を勝利に導きたいと願っています。

それゆえ、男子フィジー代表と女子ニュージーランド代表が東京大会で獲得したオリンピックタイトルの防衛に臨む中、フランス首都のスタッド・ド・フランスで行われるセブンズ競技は6日間すべてで満員になると予想されていますが、驚くことでもないでしょう。

記録破りの大会となった男子ラグビーワールドカップ2023を5が月前に終えて、象徴的なサンドニのスタジアムで繰り広げられる金メダルをかけた戦いは、情熱的で知識も豊富なファンの前で繰り広げられることになります。

オリンピックは、セブンズ競技にとって世界中から新たなファンや参加者と関わることができる、もう一つの大きな機会です。

ニールセンの調査によれば、Jerry Tuwai、Charlotte Caslick、Portia Woodman-Wickliffeら多くの選手たちの活躍が人々のイマジネーションを掻き立て、セブンズ競技は前回のオリンピックまでで世界中で3千万人の新たなファンを惹きつけたと推定されています。

現在までに、パリ大会の7月24日から30日までスタッド・ド・フランスで戦う24チーム中22チームが確定済み。残すところは男女ともそれぞれ1枠です。

最後の出場2チームは、6月21日から23日までモナコで行われるワールドラグビー・セブンズ敗者復活戦で決定します。

この大会では、男子はHSBC SVNS 2024コアチームの南アフリカ、英国(この2チームはリオ2026大会のメダリスト)とカナダが出場。女子はオリンピック出場経験のある中国とケニアの出場が決まっており、白熱した戦いが繰り広げられる週末になると見込まれています。

注目を集めているオリンピック本大会のプール戦は、男女とも、敗者復活戦終了後に発表されます。

再編されたHSBC SVNSの初年度は驚くほどハイペースな展開を見せ、来月シンガポールでレギュラーシーズンは最終戦を迎え、その後、マドリードで開催される初のグランドファイナルで幕を閉じます。2024年パリ大会が、この競技にとって輝かしい12ヶ月で、さらなる最高の見どころとなることは間違いありません。

ワールドラグビーのアラン・ギルピンCEOは、「セブンズにとってこれほど素晴らしい年はない」と述べています。

「セブンズにとって非常に重要な都市である理由は、開幕が近づいている、素晴らしいパリ・オリンピックがあるからです。パリ2024大会はセブンズラグビーで幕を開けます。我々がオリンピックで先陣を切る最初の競技となるのです」

「セブンズにとって、非常にエキサイティングな年です。我々は選手とファンが、それに向かって本当によく取り組んできていることをこれまで目にしてきています」