ワールドラグビーは、ラグビーワールドカップ2023の準決勝イングランド対南アフリカの試合の中で、南アフリカのBongi Mbonambi による差別的用語の使用に関して、イングランドのTom Curryが行った申し立てについて調査を行ってきました。
ワールドラグビーは、いかなる差別の疑惑も極めて深刻にとらえており、徹底的な調査を保証しております。試合の映像、音声、両チームからの提出情報を含む、入手できるすべての証拠を考慮した結果、ワールドラグビーは現時点で告発するに十分な証拠がないと判断しました。したがって、追加の証拠が公にならない限り本件は終了とみなされます。
ワールドラグビーはTom Curryが誠意を持ってこの申し立てを行ったことを認めており、この申し立てが意図的な虚偽または悪意のあるものであったという示唆はないことに留意することが重要です。
ワールドラグビーは、今週、両選手が受けているソーシャルメディアで攻撃についても懸念しています。ラグビーにも社会にも、差別、虐待、ヘイトスピーチが許される余地はなく、ワールドラグビーはファンに対し、敬意、誠実、連帯というラグビーの価値観を受け入れるよう促しています。