• T1ラグビーは、スクラム、ラインアウトそしてブレイクダウンを含むラグビーの要素を完全に反映した初のノーコンタクトスポーツである。
  • 楽しさ、フィットネス、多様性、そして効率の良い時間の使い方を重視したT1ラグビーは、全ての人を対象とした、誰にでもプレーすることができる競技である。
  • T1ラグビーは、ワールドラグビー、地域協会、及び加盟協会によって世界中に普及され、このスポーツの成長を加速させる為のものである。

ワールドラグビーは、このスポーツへの参加と関与を増減させる為の取り組みとして、競技を若者にとってより関連性の高く身近なものとした、ラグビーの特徴を完全に反映した世界初のノーコンタクトスポーツであるT1ラグビーを立ち上げました。

「全ての人の競技、誰にでもプレーできる競技」という信念をもとに、T1ラグビーは楽しさ、フィットネス、多様性を重視し、あらゆる年齢や身体能力、そして背景を持つ人たちにとって楽しさ、包括性、時間的効率の良さ、そして安全な環境を提供します。これは、国際連盟のミッションである「全ての人に向けたグローバルなスポーツ」を反映します。

重要なのは、これがラグビーの特徴を反映した初のノーコンタクト形式の競技であり、ラインアウト、スクラム、キック、ブレイクダウンなどを含みながらも、簡単にプレーする事ができるという点です。この競技は、ラグビーのアタックとディフェンスの側面を多く含み、プレーヤーには判断をする事が求められます。

トライアルでは、20分未満で参加者がルールを理解することができました。また、参加者からのフィードバックは、この競技のシンプルさと、ラグビーらしい感覚を表したものでした。

ワールドラグビーによる、まったく新しい非接触バージョンのゲームである T1 について説明するビデオ。

T1ラグビーをこれまでに経験した全てのプレーヤーが、もしこの競技が参加可能となれば定期的にプレーしたいと示唆しています。T1ラグビーは、各国の加盟団体によって世界的に展開される予定であり、ラグビーワールドカップ2023のメディアマッチで世界のメディア関係者によってプレビューさました。

イングランド、ニュージーランド、南アフリカから、ラオスとベトナムまでの協会加盟者がT1ラグビーの開発における提案を行い、世界中の協会による競技人口増加を狙いとしたフォーマットが作られました。コンタクトゲームに関しての試みであるT1ラグビーやゲーム・オン・グローバルなどは、ワールドラグビーが掲げる6項目のプレーヤーウェルフェアプランの一環として、完全版の競技のルールを実施したくない人を対象にルールを調整したものとなります。

過去1年間で世界的な参加率は11パーセント増加し、新たなラグビー市場に属する若者がこれを牽引しています。新たなフラッグシップとなるこのノーコンタクトスポーツはワールドラグビーの「Get Into Rugby(ラグビーを始めよう)」プログラムの要となり、世界中のクラブや学校で広まることを期待されています。

ワールドラグビーの最高経営責任者であるAlan Gilpin は、「T1ラグビーを世界のラグビーコミュニティに提供できることを喜ばしく感じています。これは、ラグビー特有の特徴を完全に反映した初のノーコンタクト競技です。特に若者や女性の間で人気と参加者が増加している中、私たちが愛する競技を誰にでも参加可能にし、この成長を加速させる必要があります。」と述べました。

T1ラグビーは、イングランド、ニュージーランド、南アフリカ、ラオス、ベトナムなど、加盟協会からの多くの提案を元に開発されました。最終的に、これは加盟協会に対して、それぞれの国内での参加層拡大を行う為の手段を提供するものとなります。T1ラグビーは、フルコンタクト、調整されたコンタクト(ゲーム・オン・グローバルを介した)及び、ノーコンタクトラグビーのポートフォリオを完成させるものであり、私たちの掲げる6項目のプレーヤーウェルフェアプランの要点の1つであります。それは、私たちの競技のコンタクト版をプレーしたくない人向けにルールを合わせたものです。」

「ラグビーは誰もが楽しめるスポーツであり、T1ラグビーは新たな、若い層をに到達し、この競技の影響力とその範囲を増加させるものです。特に私たちがアメリカで行われる男女のラグビーワールドカップという大きな機会を見据えている間に、伝統国、コミュニティ、そして層の枠を越えてこのスポーツを成長させる事を目指しています。」