才気あふれるラグビーが行われる週末の準々決勝の最後の試合では、2011年以来の準決勝進出を狙う、開催国および決勝進出3回を誇るフランスが、ウェブ・エリス・カップを2大会連続で保持した唯一の国であるニュージーランドと同じ状況を望み、4回目のタイトルを狙う前回優勝国の南アフリカに挑む。

長らく続いた話題は金曜日に幕を閉じ、フランス代表のキャプテンであり、2021年のワールドラグビー最優秀選手Antoine Dupontが、921日プールステージ第3試合のナミビア戦で負った頬骨の怪我から試合復帰できるほどに回復したと発表され、開催国にとってはノックアウトステージに向けて大きな後押しとなった。

南アフリカは、Faf de KlerkではなくCobus Reinachをスクラムハーフに起用する選択で周囲を驚かせた。ただ、33歳のReinachも先発したプールステージの2試合で、狙いすましたラインブレイクとトライを狙う嗅覚で一味違う脅威を見せ、ルーマニア戦ではハットトリックを、トンガ戦では1トライをあげた。

重量級の二人の衝突は、とてつもないものになるだろう。インサイド・センターのJonathan DantyおよびDamian de Allendeが衝突する時、中盤での身体のぶつかり合いは避けられない。

Dantyは開幕の2試合を欠場したが、コンディションが戻るとGael Fickouの隣にすんなりと復帰し、アタックでは懸命に走り、ディフェンスでも重要な働きをみせ、3つのターンオーバーを奪った。

De Allendeは、RWC2019年大会における南アフリカ優勝の立役者の一人であったが、ボールキャリアの一人として常に力強い突進でスプリングボックスのゲインライン越えに一役買ってきた。

垂涎の闘いがピッチ全体で繰り広げられているが、バックローの闘いは特に激しくなるだろう。フランカーのCharles OllivonおよびSiya Kolisiは、攻守におけるのリーダーであり、Ollivonは現在までプールステージでのナミビア戦での2トライを含む、38試合で15トライを挙げている。

日曜日の試合では彼がディフェンスの中心にいる可能性が高いが、フランカーのPieter-Steph du ToitとスプリングボックスのキャプテンKolisiは共に防衛王者として、相手のポゼッションを奪う結果に繋がる、有効的なタックルを見せるだろう。