フィジーのヘッドコーチSimon Raiwaluiは、日曜日にスタッド・ド・マルセイユで行われるラグビーワールドカップ2023の準々決勝イングランド戦のスコッド23人を発表した。8月にトゥイッケナムで勝利した先発メンバーから、10人が今回のメンバーに入った。

1 Eroni Mawi 
2 Tevita Ikanivere 
3 Luke Tagi 
4 Isoa Nasilasila 
5 Albert Tuisue 
6 Lekima Tagitagivalu 
7 Levani Botia
8 Viliame Mata 
9 Frank Lomani
10 Vilimoni Botitu
11 Semi Radradra
12 Josua Tuisova 
13 Waisea Nayacalevu (c) 
14 Vinaya Habosi 
15 Ilaisa Droasese

交代要員:
16 Samuel Matavesi 
17 Peni Ravai 
18 Mesake Doge 
19 Meli Derenalagi 
20 Vilive Miramira 
21 Simione Kuruvoli 
22 Iosefo Masi 
23 Sireli Maqala 

  • 今回先発15人のうち10人は、8月にトゥイッケナムでのイングランド戦にも先発出場した。そのうち5人はバックラインで、外れたのはCaleb MuntzおよびSelesitino Ravutaumadaのみである。
  • そのイングランド戦に初勝利した試合でトライを決めたVinaya Habosi、Simione KuruvoliおよびキャプテンWaisea Nayacalevuの3人は、23人のメンバーに選出されている。
  • Tevita Ikanivereは、プール戦の4試合すべてで交代要員としてプレーした後、初めてラグビーワールドカップでのスタメンの座を勝ち取った。去年の7月に代表デビューしてから12回目となる今回の試合で、先発となるのはわずか4回目。彼の3トライはすべて、2番のジャージを着たときに決めたものである。
  • Albert Tuisueは、開幕ラウンドでウェールズ戦で負けて以来初めてのスタメンとなる。自身が獲得した3キャップは、ベンチスタートの時である。
  • Lekima Tagitagivaluは、先週敗れた試合には出場しておらず、バックローに復帰する。8月のイングランド戦では、チーム最多となる16回のタックルをし、ターンオーバーを2回奪っている。
  • Semi Radradraは左ウイングに復帰し、Vinaya Habosiは右ウイングに移る。2019年に2トライを挙げたが、RWC2023ではトライを決めていない。自身のキャリアで挙げた6トライのうち4トライは、ミッドフィールドで先発したときである。
  • 先週は出場しなかったIlaisa Droaseseは、フルバックに復帰。彼は前回出場したジョージア戦で、11回のキャリーでチーム最長となる124キャリーメートルを記録した。
  • 今回のメンバーのうちイングランドのクラブチームでプレーしている3選手は、サラセンズのEroni Mawi、グローセスターのAlbert Tuisue、およびノーサンプトンのSamuel Matavesiである。
  • 今年Semi Radradraは、3年過ごしたブリストル・ベアーズからリヨンに移籍すると発表した。
  • 交代要員で出場した場合、Peni Ravaiは今回のラグビーワールドカップでフィジー選手として最多キャップ獲得数12回で2位となり、Akapusi Qera、Campese Ma’afuおよびLeone Nakarawaと肩を並べる。1999年大会から2011年大会の間に、14回を獲得したのはNicky Littleだけである。
  • 前回のイングランド戦では、3分で3つのペナルティを出し、その後イエローカードをもらったEroni Mawiは、自身の規律を向上させるつもりである。
  • キャプテンのWaisea Nayacalevuは、RWC2023で見せたオフロードはわずか3回だが、そのうち2回はラインブレイクにつながり、ウェールズ戦でSemi Radradraに、ジョージア戦でIlaisa Droaseseにそれぞれスペースを作り出した。
  • 彼は、今年7試合で5トライを挙げており、2023年フィジーの最多トライ獲得部門で首位である。2014年に Nemani Nadoloが挙げた7トライ以来、暦年で6トライ、またはそれ以上のトライを挙げたフィジー選手はいない。
  • 先発15人において、Isola NasilasilaはRWC2023のプール戦の全4試合すべてに先発した5選手Viliame Mata、Eroni Mawi、Luke TagiおよびキャプテンWaisea Nayacalevuのうちの1人である。今大会でプール戦の全試合フル出場には、16分足りなかった。
  • Viliame Mataは、RWC2023において最多キャリー数で4位タイの記録44回を樹立した。
  • Sireli Maqalaはポルトガル戦でチーム最多のラインブレイク2回、ディフェンダーを抜いた数11人、15回のキャリーから219キャリーメートルを記録しており、今回交代要員としてインパクトを与えることを狙っている。