トンガは、リールのスタッド・ピエール=モーロワに集まった4万5,000人のファンを前に好調さを見せプールBのルーマニア戦を勝利で飾り、ラグビーワールドカップ2023での戦いを終えた。
イカレタヒは、ウイングのSolomone Kataが、Salesi Piutauからオフロードを受けオープニングトライを決めると、元オールブラックスのセンター George Moalaが2本目を挙げ、 Alin Conacheがペナルティを取られた後、さらにウイングのAfusipa Taumoepeauが3本目のトライを挙げる圧倒的な攻撃で21-3とリード。
だが、オークスもハーフタイムの前にフランカーのCristi BobocとスクラムハーフのFlorin Surugiuが2トライを奪い、反撃を仕掛けた。2トライ目は、セカンドローのHalaleva Fifitaがイエローカードをもらい、トンガが1人少なくなった場面だった。
後半開始後、Sione Vailanuの得点でトンガのリードは11点に広がったが、ルーマニアが再び奮起した。フルバックのMarius Simionescuがトライを決め、さらにPita Ahki、Kata、Kyren Taumoefolauがトライを重ね、ラグビーワールドカップでのトンガの勝利記録を更新した。
Mastercard プレイヤー・オブ・ザマッチに選出されたGeorge Moalaが次のように語った。「選手たちはよく頑張ってくれました。ただただ、本当に嬉しいです。皆が多大な努力を注いでくれました。本当にフィジカルな試合で、勝利で終えることができて満足しています。」
トンガのキャプテンを務めるSonatane Takuluaは、コーチを退任するToutai Kefuヘッドコーチのためにも選手たちは勝利を収めたかったと認めた。「選手たちにとって重要な意味を持つだけでなく、特にヘッドコーチにとっては、今回のワールドカップを終えて、これが最後の試合になるわけなので、ものすごく大切な勝利です。」
Kefuはこう付け加えた:「今日遂行したことを実践すれば、自分たちのベストパフォーマンスを生み出せることは分かっていました。今夜の試合はおそらく私たちのベストパフォーマンスだと思います。」
ルーマニアのヘッドコーチEugen Apjokはこう述べた:「試合で競り合ったのですが、特に後半は、あまりもミスを出しすぎました。前半、個人のミスを3つ出し、その代償が大きかったのです。反撃に出た時、勝てると信じていましたが、また2つのミスを出してしまいコントロールを失いました。トンガは上出来でした。」
4敗した後ルーマニアのキャプテンOvidiu Cojocaruは、こう語った:「私たちのパフォーマンスは少しよくなりましたが、これからやることは山積しています。」