ナミビアのDesiderius Sethieは、9月27日に行われたラグビーワールドカップ2023プールAのウルグアイ戦において、不正プレー審査員による審査の結果、規則9.13に反する行為(危険なタックル)があったため、独立規律委員会の聴聞会に出席した。同選手はレッドカードの判定を受け入れ、コーチング介入プログラムの終了を条件として、2試合の出場停止処分を受けた。

独立規律委員会ではJennifer Donovan(アイルランド)が委員長を務め、元国際選手のStefan Terblanche(南アフリカ)と元国際レフリーのVal Toma(ルーマニア)が加わった。

同選手は不正プレーが発生したことを認め、レッドカードの判定を受け入れた。

委員会は、この反則行為に義務付けられている最低でも6試合出場停止の中程度の制裁について言及しつつも、反則行為と試合中に出されたレッドカードの正当性をすぐに認めた事、模範的な過去の規律に関する記録、相手選手への謝罪、温順な性格などの緩和要素を考慮し、制裁を最大となる50%軽減することが適切であると判断した。ナミビアがラグビーワールドカップ2023を終了していることから、3試合の制裁は該当選手が所属するクラブのスケジュールが分かり次第、適用されることとなる。(注)

(注)該当選手は、反則の一因となった特定の技術とそれに関する技術的問題を修正することを目的としたコーチによる介入を受け入れ完了した場合に、制裁の最終試合出場停止を置き換えるワールドラグビーによるコーチング・インターベンション・プログラムへの参加を申請することとなっている。詳しくはこちら

同選手はここに記載される懲戒処分が公式に決定してから、48時間以内に異議を申し立てる権利を有する。

ラグビーの懲戒プロセスの仕組みを説明したビデオを含む、ワールドラグビーに特化した懲戒プロセスの教育と情報のページをここから参照下さい。