サモアのBen Lamは、9月28日木曜日に行われたラグビーワールドカップ2023プールDの日本戦において、不正プレー審査員による審査の結果となる規則9.13に反する行為(危険なタックル)について、独立規律委員会の聴聞会に出席した。
独立規律委員会ではRoddy Dunlop KC(スコットランド)が委員長を務め、元国際レフリーのDonal Courtney(アイルランド)と元国際選手のJohn Langford(オーストラリア)が参加した。
同選手は不正プレーが発生したことを認め、レッドカードの判定を受け入れた。
委員会は、この反則行為に義務付けられている最低でも6試合出場停止の中程度の制裁を適用したが、反則行為を認めた事、試合中に出されたレッドカードの正当性、模範的な過去の規律に関する記録、相手選手への謝罪、温順な性格などの緩和要素を考慮し、同委員会は制裁を最大50%(3試合)の軽減が適切であると判断した。最終的な3試合の制裁は以下のように適用される:
- イングランド対サモア戦 – 10月7日
- RWC 2023でサモアが準々決勝に進出した場合に行われる試合か、Montpellier対Racing 92戦 - 10月29日
- RWC 2023でサモアが準決勝に進出した場合に行われる試合か、Bordeaux対Montpellier戦 - 11月4日(注1)
(注1)該当選手は、反則の一因となった特定の技術とそれに関する技術的問題を修正することを目的としたコーチによる介入を受け入れ完了した場合に、制裁の最終試合出場停止を置き換えるワールドラグビーによるコーチング・インターベンション・プログラムへの参加を申請することとなっている。詳しくはこちら。
同選手はここに記載される懲戒処分が公式に決定してから、48時間以内に異議を申し立てる権利を有する。
ラグビーの懲戒プロセスの仕組みを説明したビデオを含む、ワールドラグビーに特化した懲戒プロセスの教育と情報のページをここから参照下さい。