スコットランドは、リールのスタッド・ピエール=モーロワでDarcy Graham4トライを挙げてルーマニアを84-0で下し、プールBを勝ち抜くためアイルランドとの一騎打ちに向かう。

フランカーのHamish Watson、スクラムハーフのAli Price、そしてウイングのGrahamは、試合開始21分以内でトライを決めた。その後Graham3トライ目を決め、ナンバー8Matt Fagersonも追加のトライ。ルーマニアは3人が連続でシンビンとなり代償を払い、42-0で追う展開で前半終了。

フルバックのOllie Smith65mのランでスコットランド6つ目のトライを挙げると、Grahamが最後のトライで締め括った。アイルランド代表からスコットランド代表に変更したフライハーフのBen Healyもトライを決め、ラグビーワールドカップデビューで27得点した。スコットランドは107日パリで破り ー世界ナンバー1を下し、さらにボーナスポイントを獲得しなければ 準々決勝進出の目はない。 

Mastercard プレイヤー・オブ・ザ・マッチのGrahamは、次のアイルランド戦についてこう語った:「早く終わらせたいこの試合を待っていました。銃の連射さながらにパリに向かい最高のパフォーマンスを見せたいと多います。まず休んで来週スイッチを入れたいと思います。」

キャプテンのGrant Gilchristは、ルーマニア戦のメンバーに入ったスコットランドの選手に敬意を表しつつ、アイルランド戦のメンバー選考が難しくなったいい、こう語った:「(アイルランド戦の)チームを決めるのはコーチ陣ですが、今日多くの選手たちが(プレーで)立候補し、彼らの戦いぶりは抜群でした。来週の試合がどんなものか知っているので、ものすごくワクワクする試合です。」

スコットランドのヘッドコーチGregor Townsend はルーマニア戦のパフォーマンスを喜び「一生懸命にプレーするという私たちの意図は、最初から実践され、試合全体を通して続けられました。ルーマニアは非常に当たりが強く、濡れたボールを持ってプレーするのは厳しい条件でした。体のぶつかり合いに負けず、自分たちのパフォーマンスを続けました。」と述べた。

ただ、Townsendはアイルランドというさらに大きな課題が待っていることを知っており「明日じっくりと選考について話し合います。しかし、この試合は、ワールドカップ最大の試合の前にある1週間のトレーニングに入る上で非常にいい勢いを与えました。これまでトレーニングに取り組み、いいプレーをしてきた今夜の23人のメンバーのおかげです。」と付け加えた。

ルーマニアのセカンドローAdrian Motocは「厳しい試合でした。最初の2試合のように、私たちはまず20分間ベストを尽くしました。その後、疲れ始め多くのミスを出し、イエローカードをもらいました。チームが12人で戦うのは、非常に厳しかったです。」と語った。

トンガ戦が残っているルーマニアのヘッドコーチEugen Apjokは、ラグビーワールドカップ2023で最初の勝ち星を挙げることができると感じているが「まず、これまでの3試合から学ぶべきことがたくさんあります。選手はもっとプロ意識を持ち、フィットネスレベルを上げる必要があります。その後、すべてのレベルが上がっていきます。」