スタジアム・ド・トゥールーズで行われたプールDのサモアとの激戦に28-22で勝利した日本は、準々決勝への期待を高めた。この結果、イングランドはノックアウトステージへの進出を確定した2チーム目となった。

Pieter Labuschagneが日本に先制点を与え、その後、サモアのスクラムハーフJonathan Taumateineがイエローカードを受ける中、フランカーのMichael Leitchがウィングを抜け2本目のトライに成功した。

しかし、日本のフッカーShota Horieにシンビンが課せられると、相手チーム同番号であるサモアのSeilala Lamに押し込まれ、得点差を17-8に縮められてハーフタイムへ入った。

ウィンガーのBen Lamが危険なタックルによって、後にレッドカードとなったイエローカードを受けた後、50分に成功したキャプテンKazuki Himenoのトライが日本のリードを広げた。Duncan Paia’auaChristian Leali’ifanoがトライを決め試合終盤を盛り上げるが、サモアはボーナスポイントを得ることなく試合をおえなければならなかった。

Mastercardプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたLomano Lemekiは、テストチームへの復帰について「とても信じられないほど素晴らしいです。もうとっくに無理だと思っていましたが、シーズンが終わって招集がありました。半分でも、何もチャンスがないより良いです。私はそれに飛びついて、いま再びここにいるのです。」と述べた。

日本のキャプテンであるHimenoは、ブレイブ・ブロッサムズのファンを讃えて、「チームの皆を誇りに思います。すべての努力と取り組みが今日の私たちの勝利に繋がりました。

特に厳しい試合では、私たちはいつもたくさんの人々に支えられています。ファンのサポートなしでは、今夜成し遂げたことは実現しなかったでしょう。」

ヘッドコーチのJamie Joseph は、サモアの当たりの激しさに耐えたチームを誇りに思うと認め、こう語った:「非常に厳しい試合だったので、勝つために死ぬほど頑張らなくてはなりませんでした。サモアの選手を称えたいと思います 彼らは本当に私たちを苦しめました。」

「サモアは体が大きいですよね?手に負えないこともあったので、試合中ずっと本当に踏ん張らなくてはいけませんでした。試合にかける思いは見られましたが、来週に向けて改善すべきことが一つ、二つあります。」

サモアのキャプテンFritz Leeは、チームは試合の中でほとんどの機会をモノにできなかったと感じており、こう語った:「頑張ってはいました。ゲームの基本である小さな部分を、フルに活かせませんでした。日本は私たちよりも精度が高かった。今夜の試合より、もっとボールを大事にしないといけません。」

「自分たちが与えたペナルティの数が、邪魔をしました。しかし頑張ったのは確かです。最後に状況をこちらに引き寄せることもできたのですが、およびませんでした。」

サモアのヘッドコーチSeilala Mapusuaは、イングランド戦の前にタックルの技術を磨く必要があると強く思っており、こう語った「選手を誇りに思います。彼らが試合に出した頑張りは、あれ以上は望めません。ただ、レッドカードをもらって一人足りない状態で15人を相手にプレーするのは厳しいものです。Benには残念だけれど、(レッドカードをもらった)あれは試合でよくある接触の一つなんです。」

「とても懸念しているのは、技術を正しく行わなくてはいけないということです。そうでなければ、罰則を課されてしまいます。これまでの3試合でも、同じような接触を見てきました。私たちの試合だけではなく、大会通しての話です。来週には、しっかりと正せるようにしたいと思います。」