アイルランドは、スタッド・ドゥ・フランスで前回優勝国の南アフリカとの目が離せない激しい戦いに辛勝し、世界ラグビーランキング1位の座を固めた。

Manie Libbokが序盤に決めたペナルティキックで南アフリカが先んじると、アイルランドはラインアウトが機能せずマイボールで4回もミスを出した。Bundee Akiの劇的なブレイクでチームを活気づけた。

南アフリカの22mエリアに陣取った後、James Loweから繋いだMack Hansenが飛び込んでトライを挙げ、Johnny Sextonのコンバージョンでアイルランドが7-3のリードで前半終了。

南アフリカは、LibbokのロングパスからCheslin Kolbeがトライを決め反撃を開始するが、Sextonのペナルティゴールが決まりアイルランドが再びリードした。LibbokFaf de Klerkは長い距離のキックを外し、Jack Crowleyが終盤のペナルティキックで極めて重要な勝利を決めた。

Mastercard プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたBundee Akiは、アイルランド人の声援について、こう語った:「アイルランド人ファンは素晴らしすぎて、言葉を失いました。このような光景は見たことがありませんし、大勢でここまで来るなんておかしいです。どんどん数が増えて、すごいことになると思います。」

「南アフリカは極めて優れたチームで、世界1なのには理由があります。最初から最後まで全力で戦ってきました。何あっても、また当たるでしょう。」

アイルランドのキャプテンJohnny Sextonも、フランスまで移動してきたアイルランド人サポーターについて感謝の意を伝えました:「アイルランドにとって、最高の日です。大勢の人たち、今日こんなにも集まったことは、素晴らしい。何度も何度も、どうやったらこんなことができるのか分かりません。私たちは、ファンを落胆させたくありませんでした。」

「彼らのようなチームを相手に、激しく戦う真剣勝負の力比べのようなものでした。チームそしてスタッフへの証明でもあります。」

アイルランドのヘッドコーチであるAndy Farrellは、試合がどちらにも転ぶ可能性があったことを認めた。アイルランドがディフェンスへ注いだ努力が、違いを生み出したと表現した。「すごい試合で、前半と後半で全く異なりました。前半、私たちがフィールドポジションで優位に立っていましたが、後半では南アフリカが優位に立ったのです。時々、なんとか持ちこたえていました。」と述べた。

Simon Easterby(ディフェンスコーチ)は、プレーヤーを駆り立てました。チームがあのように流れに乗ってすべきことをしているとき、それこそチームの態度を表しているのです。」

南アフリカのキャプテンであるSiya Kolisiは、彼のチームが逃した機会を悔やんで、「勝てたのなら本当に良かったのですが、素晴らしい、白熱した試合でした。アイルランドにおめでとうを言います。彼らは非常に素晴らしいプレーを見せました。前半ではプレッシャーに耐え抜き、トライを得たのです。」と言った。

「私たちの見せたプレーを誇りに思います。私たちは、試合でいくつかチャンスを逃してしまいたし、対戦相手も同じでした。私たちにとって、グループでの素晴らしいテストマッチとなりました。」

スプリングボクスのヘッドコーチであるJacques Nienaberは、「真のテストマッチでした。試合前に言った通り、どちらのチームもこの試合から学ぶことが多いでしょう。2つのトップチームが対戦することは、素晴らしい挑戦であり、この先への準備となります。」と加えた。

「トンガ戦で良い戦いを見せ、結果を得てプールステージを勝ち抜くことへのプレッシャーは私たちにあります。」