ウイングのEmiliano Boffelliは、チームの3点を除いて、すべて得点した。アルゼンチンはサモアを技術で上回りラグビーワールドカップ2023で初勝利をつかみプールDで1勝1敗とした。

雨で濡れた前半、ロス・プーマスは徐々に主導権を握ると、最後まで手放さなかった。サモアの代名詞であるヒットを何度もくり出すものの、フライハーフのChristian Leali'ifanoは40分で2つのペナルティキックを外した。アルゼンチンは陣地における優位性とポゼッションを活かし13 ー 3で前半をリードして終了。

前半を優れたチームの動きで終えた後、Boffelliは54分に今夜3つ目となるペナルティキックを決めた。それ以降空は晴れ、青と白を着たサポーターの声援を受け、アルゼンチンが突き放すかに見えた。しかし、(アルゼンチンの)ハンドリングミスと熱意あふれるサモアのディフェンスで、サモアは試合に踏みとどまった。

交代で入ったフッカー Sama Maloloが終盤に挙げたトライで、点差を6点以内に抑え、ボーナスポイントを失う寸前まできた。しかし、ギアを上げたベテランのNicolas Sanchezが長い距離のペナルティキックを最後に決め、サモアを退けた。

Mastercard プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたBoffelliは、こう語った:「簡単じゃないことはわかっていました。サモアは強いチームなので、今日の勝ちは非常に大きいです。」

「とても厳しい試合でした。チームにとっても嬉しいです。皆さんに大いに感謝します。サポーターの皆さんは、素晴らしかったですし、後押しを感じました。」

キャプテンのJulian Montoyaはスタジアムおよび自国でチームが受けたサポートを称え、こう付け加えました:「私たちにとって大きな勝利です。この大会にとっても非常に重要な勝ちでした。」

「前の試合はイングランド戦で、やるべきことを遂行しませんでした。今日は、かなりうまくできました。まだ改善すべき点は、たくさんありますが、うまくできたことは嬉しいです。サモアを称えたいです。非常にいい選手がいて、素晴らしい代表戦でした。」

サモアのヘッドコーチSeilala Mapusuaは、負けた自チームを正直に評価しました:「ミスが多すぎて、特に序盤は、状況に適応できませんでした。アルゼンチンはゲームプランをうまく遂行し、私たちはそれに対応できませんでした。」

「相手チームに[Emiliano] Boffelliがいると、どこからでも攻めることができるとわかっていました。序盤でイエローカードをもらったのも、私たちの味方にはなりませんでした。」

「この試合から学ぶべきことがあり、次の日本戦までに6日間あります。」とキャプテンのChris Vui は語った。