フランスのフルバック Thomas Ramosがキックで17点を挙げ、開催国としてスタッド・ドゥ・フランスで行われたラグビーワールドカップ2023の開幕戦でニュージーランドに打ち勝った。

 

オールブラックスは、Mark TeleaBeauden Barrettの正確なクロスキックをトライに持ち込み開始わずか92秒後に得点したが、Ramos3つのペナルティキックでレ・ブルーが前半を9-8のリードで終えた。

 

Richie Mo’ungaの浮かせたパスからTelea2つ目のトライをあげニュージーランドがリード。しかしその後Mo’ungaがタックルでDamian Penaudのトライを阻止すると、フランスがきっかけをつかんだ。

 

PenaudMatthieu Jaliberのパスを受けて国際試合で30回目のトライを決めた。オールブラックスのウィングWill Jordanがイエローカードをもらった後、Ramosがさらに2回のペナルティキックを決め、最後Melvyn Jaminetのトライでパリが盛り上がった。

 

「非常に厳しい相手だと覚悟していたが、大変な試合だった。今夜、フランス人であることを誇りに思います。」と、マスターカード・プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたGregory Alldritt (FRA)は語った。

 

フランスのゼネラル・マネージャーのRaphael Ibanezは、「ワールドカップの試合、特に開幕戦で、チームスピリットは一番大事だ。美しく素晴らしいオールブラックスを相手に、今日それが証明された」とチームスピリットを称えた。

 

Savea - 'キャプテンがいないと苦しい'

「開幕戦でフランスの地でフランスと戦うのは、とても特別なことだ。しかしフランスは上出来だった。」と、ニュージーランドのヘッドコーチ Ian Fosterは語った。

「後半フランスは、私たちを押し込んできて、たくさんの機会をつかむのに苦しみました。私たちは、ここで別の方法を模索しなくてはいけない。」

 

直近の怪我で欠場となったSam Caneに代わりキャプテンを務めたナンバー8のArdie Saveaの発言:「キャプテンがいないと苦しいが、代わりに入った選手たちは十分に役目を果たしたと思います。」

「最後の20分、自分たちを律することができず論理的な思考がうまくできませんでした。これからもう一度立て直して、前に進むだけです。」

フランスのヘッドコーチ Fabian Galthieは、チームが不利な形勢から立ち直したことに満足していた。「相手は早い時間に楽に得点しました。」と語り、「その後フッカーのJulien Marchandを失うと、最悪の形で試合を始めました。しかし、それも試合の一部なのです。」

「結局のところ、重要な得点が私たちの味方をしてくれました。」