南アフリカ代表のJacques Nienaberヘッドコーチが8月8日、1ヶ月後に開幕を控えたフランス大会でウェッブ・エリス・カップ防衛を託された大会メンバー33人を選出した。

 スプリングボクスの大会スコッドはFW19人とBK14人の編成で、長期に及ぶ膝の離脱からの復帰目前のSiya Kolisiが前回大会に続いてキャプテンに任命された。

 なお、プールBのアイルランド、スコットランド、トンガ、ルーマニアの大会メンバーについては発表があり次第、掲載する。

南アフリカ代表

 チームを率いるJacques Nienaberヘッドコーチが選出した33人には、プロップ (PR) のFrans MalherbeとTrevor Nyakane、セカンドローのEben Etzeberth、バックローFWのPieter-Steph du Toit、Siya Kolisi、Duane Vermeulen、センターのDamian de AllendeとJesse Kriel、フルバックのWillie le Rouxという3度目の大会に臨む顔ぶれが揃った。

 この9選手は、横浜で行われた2019年大会決勝でイングランドに32-12の勝利を収めて南アフリカ代表通算3度目のウェッブ・エリス・カップを掲げた面々だが、ラージグループは彼らのような存在を擁している。

 2019年経験者として、PRのSteven KitshoffとVincent Koch、フッカー(HO)のBongi MbonambiとMalcolm Marx、セカンドローのRG Snyman、ルースFWのKwagga Smith、ユーティリティFWのFranco Mostert、スクラムハーフ(SH)のFaf de KlerkとCobus Reinach、ユーティリティBKのDamian Willemse、そしてウィングのCheslin Kolbe Makazole Mapimpiがメンバー入りした。

 負傷などで調整中のスタンドオフ(SO)のHandre Pollard(ふくらはぎ)、Lukhanyo Am (膝)、Lood de Jager(胸)は他の6選手とともにスタンバイリストに名を連ねている。

 Nienaberヘッドコーチは、「(南アフリカラグビー協会ディレクター・オブ・ラグビーの)Rassie Erasmusと私が南アフリカに戻って来た2018年から、2023年ワールドカップへ向けてチームの積み上げを図ってきた。そして、本大会を前にして我々は現状を喜ばしく思っている」と語る。

 「この数週間、コーチ陣と選手たちは非常に多くの仕事をしてきた。ワールドカップで優勝するために何をなすべきかを理解し、豊富な国際経験を備えた選手たちが多く揃った、豪華なスコッドになった」と自信を示した。

フォワード(FW):Steven Kitshoff, Vincent Koch, Frans Malherbe, Ox Nche, Trevor Nyakane, Bongi Mbonambi, Malcolm Marx, Eben Etzebeth, Jean Kleyn, Marvin Orie, RG Snyman, Pierre-Steph du Toit, Siya Kolisi*, Kwagga Smith, Marco van Staden, Duane Vermeulen, Jasper Wiese.

バックス(BK):Faf de Klerk, Jaden Hendrikse, Cobus Reinach, Grant Williams, Manie Libbok, Damian Willemse, Damian de Allende, Andre Esterhuizen, Jesse Kriel, Kurt-Lee Arendse, Cheslin Kolbe, Willie le Roux, Makazole Mapimpi, Canan Moodie.

( * はキャプテン)