今年9月のラグビーワールドカップ2023のプール戦で対戦する日本代表とイングランド代表だが、フランス大会後初の顔合わせが来年6月22日に日本国内で実現することになった。

 世界ランキングでイングランドは現在6位(日本は10位)。2019年ワールドカップ日本大会では準優勝を遂げている。

 両国の対戦は過去に10回を数えるが、両国が認めるテストマッチとしては1987年第1回ラグビーワールドカップ、2018年11月と昨年11月のトゥイッケナムでの対戦の3回のみ。日本は昨年の対戦で13-52と敗れたのを含めて、3回とも黒星に終わっている。

両者の国内初のテストマッチとしては、2020年7月に大分と神戸での2試合が予定されていたが、新型コロナウィルス感染症の世界的流行を受けて中止となった経緯があり、今回発表された来年6月の対戦が日本国内で初の両国認定テストマッチとなる。

 日本ラグビー協会の土田雅人会長は、「ラグビー発祥の地イングランドから世界最高峰のイングランド代表を日本に迎える歴史的なテストマッチ」とする受け止めを表明。「ラグビーワールドカップ2019日本大会で準優勝したイングランド代表の素晴らしいパフォーマンスと、イングランドラグビーファンの熱い応援は、日本大会のハイライトのひとつとして私たちの記憶に鮮やかに残っています」と述べた。

 また、イングランドのラグビーフットボールユニオンのビル・スィーニーCEOも日本協会を通じてコメントを発表し、「ブレイブブロッサムズとイングランドのテストマッチが初めて日本で開催されることは画期的であり、大変うれしく思う。イングランドラグビーは日本協会との結びつきを今後も強めていきたいと考えており、両国のラグビーファンにとって非常に楽しみな試合となるでしょう」と述べている。

 試合のキックオフ時間など詳細は後日、発表される。