2019年日本大会で南アフリカ代表の優勝に貢献したコルビ選手の新天地が日本に決まったと、サンゴリアスが6月8日に発表した。
身長171センチ、体重74キロで驚異的な加速とスピードで相手を翻弄するプレーで知られる29歳のコルビ選手は、U20代表や7人制代表も経験し、2016年リオデジャネイロ・オリンピックでは7人制南アフリカ代表で銅メダルを獲得した。
2017年から活躍の舞台をフランスのトゥールーズに移すと、2018年のオーストラリア戦で15人制代表デビュー。2019年ラグビーチャンピオンシップ優勝に貢献して、同年のワールドカップ日本大会のメンバーに選出された。日本大会では大会中に足のケガで全試合出場とはならなかったが、イングランドとの決勝ではトライをマーク。スプリングボクスは32-12の勝利で3度目の世界大会優勝を遂げた。
所属クラブではトゥールーズで2021年のチャンピオンズカップ優勝やトップ14制覇の原動力となり、2021年にトゥーロンへ移籍していた。
コルビ選手は、「今年のワールドカップ後にリーグワンのサンゴリアス加入が決まって、とてもワクワクしている。これは私のキャリアの新しいチャプターであり新しいチャレンジになる」とサンゴリアスを通じてコメント。
新しい展開を迎えることに、「サントリーは素晴らしい歴史のあるチーム。これからの数シーズン、チームとともに新しい思い出を作れることが楽しみだ。ファンの皆さんには、楽しめるパフォーマンスをお見せしたい」と抱負を述べている。
コルビ選手は今秋のワールドカップ終了後に来日して新チームに合流する予定。サンゴリアスは、リーグワン前身のトップリーグ最終となった2021シーズンとリーグワン初年度の2022シーズンと2年続けて2位となり、2023シーズンはプレーオフ4位だった。
旧トップリーグの2018年以来となるリーグ制覇へ、チームは2024シーズンを前に大きな戦力を獲得した。