パシフィック・チャレンジ2023に出場するジュニア・ジャパンのメンバーが発表され、6~7月に行われるワールドラグビーU20 チャンピオンシップを控えて、U20代表メンバー28人による編成で臨む。チームキャプテンはSO/CTB/WTB大町佳生選手(帝京大学)が務める。
チームを率いるロブ・ペニーヘッドコーチは、「6月中旬から南アフリカで開催されるU20チャンピオンシップに向けた準備として、U20のチームで参加する。選手たちは、厳しい選考を乗り越えて、日本が誇る赤白のジャージーを着るにふさわしいことを証明した」と述べている。
サモアの首都アピアで開催される大会には日本のほか、フィジー・ウォリアーズ、トンガA代表、マヌマ・サモアが出場。いずれもフル代表入りを目指すU23代表でのチーム編成だ。
大会では4チームが1回戦総当たりで対戦し、総合勝ち点で優勝が決まる。5月3日の初戦でフィジー・ウォリアーズと対戦。その後、8日にトンガA代表、13日最終日にマヌマ・サモアと対戦する。なお、日本はフィジーで開催された2020年大会で優勝している。
大会は2015年から2020年までフィジーで開催されたが、その後は新型コロナウィルス感染症の世界的流行で中止を余儀なくされたため、今回は3年ぶりの開催。また、サモアでワールドラグビーの大会が開催されるのは、2010年パシフィック・ネーションズカップ以来で実に13年ぶりとなる。
日本とサモアにとっては、2023年は外交関係樹立50周年という節目でもあり、この9月にはラグビーワールドカップ2023フランス大会でブレイブブロッサムズ日本代表とサモア代表の対戦も決まっている。
今回のパシフィック・チャレンジで、将来の日本代表を担う可能性のある若手のプレーには期待もかかる。
ジュニア・ジャパンのペニーヘッドコーチは、「選手たちにとって、未来のブレイブブロッサムズになる、素晴らしい道標となることを期待している」と話している。
ジュニア・ジャパン
パシフィック・チャレンジ2023登録メンバー
1 PR 西野 帆平(明治大学)
2 PR 弓部 智希(近畿大学)
3 HO 長島 幸汰(同志社大学)
4 HO 大本 峻士(立命館大学)
5 PR 島本 京(近畿大学)
6 PR 原口 慎太郎(東海大学)
7 PR 黄 世邏(関西学院大学)
8 LO 田島 貫太郎(明治大学)
9 LO 能勢 涼太郎(近畿大学)
10 LO 佐々木 柚樹(大東文化大学)
11 LO 高橋 拓光(朝日大学)
12 NO8 林 慶音(同志社大学)
13 NO8 最上 太尊(明治大学)
14 NO8/FL 小林 典大(関西学院大学)
15 FL 薄田 周希(東海大学)
16 BR/LO 楠田 知己(明治大学)
17 SH 土永 旭(京都産業大学)
18 SH 川久保 瑛斗(東海大学)
19 SO 大島 泰真(同志社大学)
20 SO/CTB/WTB 大町 佳生*(帝京大学)
21 SO/CTB/WTB 楢本 乾志朗(筑波大学)
22 CTB 野中 健吾(早稲田大学)
23 CTB 平 翔太(明治大学)
24 CTB 生田 弦己(帝京大学)
25 WTB 御池 蓮二(立命館大学)
26 FB/WTB 武藤 航生(関西学院大学)
27 FB/WTB 濱島 遼(筑波大学)
28 UTB 今野 椋平(慶應義塾大学)
注:* はキャプテン