- オーストラリアは2027年、2029年の男子・女子ラグビーワールドカップの開催地となる
- ラグビー大会の黄金期10年間の中心を担うショーケースイベントがオーストラリアで開催
- クリス・スタンレーが2027年大会の現地運営会社のマネージング・ディレクターに就任
- ラグビーオーストラリアと提携し、開催準備が加速中
2027年のラグビーワールドカップ開催を担当する現地運営会社(LOC)のマネージングディレクターにクリス・スタンレー氏が就任し、大会への準備が進んでいます。この人事は、今週シドニーで開催されたLOCの初会合を受けて発表されました。
メジャースポーツの大会事業界で高い評価を得ているスタンレー氏の就任は、2027年の男子大会と2029年の女子大会の両大会の独立した理事会議長にサー・ロッド・エディントン氏が就任することを発表したのに続くものです。
スタンレー氏は、これまでの22年間、MIグローバルパートナーズの最高責任者として、大型スポーツイベントやラグビーワールドカップを含む幅広い業界のプロジェクトを運営し、大型スポーツイベントの企画・運営における第一人者として高い評価を得てきました。
大会の準備が急ピッチで進む中、スタンレー氏は、7月に大会運営会社に入社し、最初の優先事項として人材確保に取り組む他、大会の中枢となる会場選定を進めていくため、州政府および開催都市との関わりを深めていきます。
スタンレー氏は次のように述べています。「2003年以来、毎回ラグビーワールドカップに携わり続け、ラグビーワールドカップ2019日本大会の企画・統合担当エグゼクティブディレクターを務めてきた私としては、オーストラリアでの開催となるこの最も権威ある男子・女子ラグビーワールドカップの運営に携わり、国内だけでなく世界中でこのスポーツの成長に貢献できることに大変ワクワクしています。」
「ワールドラグビー、ラグビーオーストラリア、そしてオーストラリア政府との協力により、素晴らしいスポーツイベントを開催し、国民を魅了し、持続可能なインパクトにおける新たな水準を築き、ラグビーを前進させる優れた大会を実現させることを楽しみにしています。」
ワールドラグビーとラグビーオーストラリアが共同で設立した現地大会組織運営会社「ラグビーワールドカップオーストラリア」は、ワールドラグビーのイベント部門が過半数を所有しています。ワールドラグビーのイベント部門は少なくとも2033年まで男子・女子ラグビーワールドカップを開催する責任を有しており、ラグビーへの関心度やファン人口の増加、参加者の拡大、そしてラグビーの価値を高めるための取り組みを実施するために組織された部門です。
ラグビーワールドカップは、2025年のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのツアー、2026年のコモンウェルス大会と2032年のオリンピックでのラグビーセブンズなど、今後10年間にオーストラリアのファンが楽しめるラグビーカレンダーの王冠を飾る宝石となります。この大会は、スポーツを愛する国民に対し、ラグビーファン、商業的価値、参加意欲を高める絶好の機会を提供します。
ラグビーワールドカップディレクターのマイケル・プソーは次のように述べています。「大型スポーツイベントの企画・運営では豊富な経験を持つクリス・スタンレーは、ワールドラグビーのイベント部門の下で発足する新たな現地運営会社、「ラグビーワールドカップオーストラリア」の運営を推進する上で最適な人材です。」
「2003年以降の全ラグビーワールドカップ大会でコンサルタントとして携わってきたクリスはラグビーワールドカップに精通しており、また、オーストラリアにおけるイベント開催環境における第一人者として広く知られています。この経験は、ラグビーワールドカップとオーストラリアでの主要イベントへの情熱と相まって、私たちが信じる変革的なラグビーワールドカップの開催の立役者となることでしょう」。
ラグビーオーストラリアの最高経営責任者であるアンディ・マリノスは次のように加えました。「クリスは、ラグビーワールドカップや世界的な大規模イベントの実現に関して、豊富な知識を持っています。」
「そのため、2027年と2029年の招致活動において、重要なアドバイザリーの役割を担ってもらうことにしました。私たちの観点からすると、彼の経験と、新たな運営モデルの下で必要とされるスキルセットを考えると、クリスはラグビーワールドカップ2027のマネージングディレクターとして理想的な候補者です。」
「サー・ロッド・エディントンの会長就任とともに、クリスは素晴らしい継続性をもたらし、ラグビーの黄金期10年間における重要な瞬間となるこの素晴らしい2大会を実現するため、素晴らしい土台を築くのに適した人物です。」