ラグビーワールドカップ初戦まで約2週間となる8月26日、日本代表がフランス大会へ向けた調整の最終段階でイタリアと相手の国内(会場未定)で対戦する。

 イタリアは最新の世界ランキング12位で日本より2つ下に位置するが、昨年のシックスネーションズではウェールズ(9位)から22-21の白星を勝ち取った。また、同11月にはオーストラリア(6位)に28-27と競り勝ち、この対戦での初勝利を収めた。

 日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、イタリアのこの2勝に触れて「イタリアは昨年ウェールズとオーストラリアを破って絶好調。才能豊かな選手が揃って、チーム全体が自信を持ち、ワールドカップを控えている」と指摘。その好調な相手との対戦で「我々が得るものは大きい」と話している。

日本とイタリアとの対戦は、2018年6月9日の2連戦以来。大分での第1戦では日本が勝利(34-17)したが、翌週末の神戸での第2戦では日本は22-25で惜敗した。通算対戦成績は、日本の2勝6敗。

 ジョセフヘッドコーチは、「前回日本で対戦した最後の試合ではイタリアが僅差で勝利した。今回は1勝を取り戻し、ワールドカップ初戦へ向けて弾みをつけたい」と抱負を述べている。

 今年9月8日に開幕するワールドカップフランス大会では、日本は10日にプールD初戦でチリと対戦し、その後、前回大会準優勝のイングランド、サモア、アルゼンチンと対戦する。

一方、イタリアはプールAで9月9日のナミビア戦を皮切りに、ウルグアイ、ニュージーランド、開催国フランスと対戦する。

イタリア代表のキアラン・クロウリーヘッドコーチは、日本との対戦について「ワールドカップ前に日本代表とテストマッチで対戦できることは、素晴らしい機会。私たちの立ち位置を知る貴重な指標となるはず。目指すゴールで共通点の多いチームとの対戦で、非常に面白い試合となるだろう」と、日本協会を通じてコメントした。

試合会場やキックオフ時間などは決定次第、発表される。