来年フランスで行われるラグビーワールドカップ開幕まで1年と少しというタイミングで、日本代表がフランス代表と日本国内でテストマッチ2連戦に臨むことが決まった。
第1戦は7月2日(土)に愛知県の豊田スタジアムにて開催し、第2戦は7月9日(土)に行われる。第2戦の会場および、両試合のキックオフ時間は決定次第、後日発表される。
日本代表のフランスとの対戦は、23-23の引き分けを演じたナンテールでの2017年11月の対戦以来となる。当時、2019年ワールドカップへ向けて強化を図っていた日本代表は、この引き分けで、2003年と2011年の2度のワールドカップを含め、1973年の初顔合わせから続いていた連敗を9で止めた。日本はその後、強化を重ねて2019年日本大会ではベスト8入りを達成した。
フランスは、最新の世界ランキングで日本の10位に対して4位。2月7日に始まった今年のシックスネーションズでは、イタリア、アイルランド、スコットランドに連勝。3戦全勝で現在首位に立っている。
日本ラグビーフットボール協会の森重隆会長は、「フランス代表は欧州6カ国対抗戦においてスピード、パワーを自由自在に発揮し、目覚ましい活躍をしております。多くのラグビーファンの皆様がフランス代表の来日を心待ちにされることは想像に難くありません」とコメントした。
また、フランスラグビー協会のベルナール・ラポルト会長は、日本協会を通じてコメントを発表。2019年日本大会での日本代表のパフォーマンスが世界のトップと戦う力を示していたとして、「日本はラグビー大国です。ラグビーワールドカップ2023を控えて、最も高い質を備えた相手と対戦することは非常に重要なことです」と述べている。
2023年大会では、ホスト国のフランスはニュージーランドやウルグアイ、イタリア、アフリカ予選1位突破チームと同じプールAで、日本はイングランド、アルゼンチン、サモア、アメリカ予選2位突破チームと同じプールDで戦うことが決まっている。
日本代表が国内でテストマッチを行うのは、昨年10月のオーストラリア代表戦以来となる。