年齢別の世界大会の開催が3年連続で見送られている中、ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビーは本日、ワールドラグビーU20チャンピオンシップとワールドラグビーU20トロフィーを2023年に再開させることを発表しました。
ワールドラグビーはリージョンや協会と連携し、2022年に人気のあるU20大会に代わるものとして、パンデミックや海外渡航に関わる困難な課題を克服するために地域大会という形での有意義な代替策を講じ、資金的な支援を行っています。
この発表は、ラグビーの国際的な競争力を高めるため、ワールドラグビーが取り組むU20パスウェイを強化するもので、ラグビーの未来のスターたちがテストレベルに達する前に輝ける場を提供します。これまで1400人以上の国際プレーヤーたちがU20チャンピオンシップまたはU 20トロフィーでプレーしています。
2008年にウェールズで開催された第1回ワールドラグビーU20チャンピオンシップが開催されて以来、オールブラックスの2列目サム・ホワイトロック(2011年、2015年)やスプリングボクスのフライハーフ、ハンドレ・ポラード(2019年)など、28名がこの大会に出場した後、ラグビーワールドカップ出場を果たしています。
1823年にラグビースクールの生徒であったウィリアム・ウェッブ・エリスがボールをキャッチして走るという「見事なルールの無視」でラグビーフットボールというゲームが生まれたとされてから200年を迎える象徴的な2023年、U20の2大会が帰ってくることになりました。
ワールドラグビー会長のサー・ビル・ボーモントは次のように述べています。「ワールドラグビーのU20大会は、開始以来、広く人気を博しており、協会の若い才能を開花させ、国際経験を積み、テストラグビーに備えるためのパスウェイとして有効であることが証明されています。」
「世界中の有望なラグビープレーヤーたちは、あまりにも長い間、最高レベルで戦う機会を奪われてきました。このスポーツにとって非常に特別な年にワールドラグビーU20チャンピオンシップとU20トロフィーが復活することを決定できたことを大変嬉しく思います。」
2018年と2019年の大会で優勝し、2度のディフェンディングチャンピオンとなったフランスは、2023年に再びU20チャンピオンシップのタイトルを守り、数ヵ月後にフランスで開催されるラグビーワールドカップで、シニアチームへの道を狙います。
ワールドラグビーU20チャンピオンシップ2023の参加協会チームは、 アルゼンチン、オーストラリア、イングランド、フィジー、フランス、ジョージア、アイルランド、イタリア、日本、ニュージーランド、南アフリカ、ウェールズです。
ワールドラグビーU20トロフィー2023で昇格候補の一つであるスコットランドは、最近の大会の躍進で注目を集めるポルトガルやウルグアイなどと競います。
ワールドラグビーU20トロフィー2023参加協会チーム:スコットランド(U20チャンピオンシップ2019から降格)、開催国チーム、地区予選大会を通過した6チーム
ワールドラグビーU20チャンピオンシップ2023、ワールドラグビーU20トロフィー2023の開催日、開催地は順次発表します。