来年フランスで行われるラグビーワールドカップで2019年大会での8強入り以上を目指す日本代表のバックルームに、強力なコーチが加わった。ジョン・ミッチェルDFコーチだ。

2018年から昨年夏までイングランド代表でエディ・ジョーンズヘッドコーチのもとでDFコーチを担当し、その後イングランドプレミアシップでアタックコーチを務めている。

ミッチェル新DFコーチの指導歴は長く、豊富だ。

現役生活に幕を引いたセールシャークスで1997年に指導者に転じ、ワスプスやワイカトチーフス、ウェスタンフォース、ブルズなど母国ニュージーランドをはじめ、イングランド、オーストラリア、南アフリカなど主要国のクラブを率いた。その一方で代表レベルでも2001~2003年にはオールブラックス、2015~2017年にはアメリカ代表で指揮を執った。そして今回、日本代表で2023年ラグビーワールドカップを目指すことになった。

 選手時代にはFWでプレーし、この3月に58歳となるミッチェルコーチは、「ジェイミー・ジョセフ、トニー・ブラウン、スコット・ハンセン、長谷川慎、そして素晴らしいコーチンググループとともに仕事ができることを嬉しく思う。日本代表のディフェンスを成長させていくことを通じて、テストマッチで勝利する価値を高めていくことができる素晴らしい機会だ」とコメント。

さらに、「私たちが目指すアタックをする上で、ディフェンスが非常に重要な役割を果たすことを理解していかないければならない」と述べて、守備の重要性を指摘した。

 ミッチェル新DFコーチの日本代表への合流は、今年の夏のテストシリーズへの準備が始まる5月が予定されている。日本代表の夏の活動については今後発表される予定だ。