• 日本で開催されたラグビーワールドカップ2019の記録的な成功に続き、2度目のオリンピック種目となったラグビーセブンズも大きなインパクトをもたらし、アジアに焦点を当てたレガシーを継続
  • 特にラグビー新興国では54%がオリンピックによってラグビーへの関心が高まったと回答し、63%が初めてセブンズを観戦。オリンピック参加は、世界的な関心と認知度を高める要因となったことを証明
  • デジタルメディアキャンペーン「This is how we sevens」で、世界中の、より若く多様なオーディエンスを魅了
  • ワールドラグビーのデジタルプラットフォームは、動画再生回数2,200万回、ソーシャルメディアでのエンゲージメント数は340万回(リオ2016から77%増)を達成し、ジェンダー平等に焦点を当てたソーシャルメディアの新たなフォロワー数は313,000人増加
  • 11月26日と27日に開催される「エミレーツ・ドバイ7」を皮切りにHSBCワールドラグビー・セブンズシリーズが開始。2022年のシリーズは新たに3つの開催地を含むエキサイティングなスケジュールで開催

東京2020でのラグビーセブンズ2度目の参加は、世界中で若くより多様な新規ファンに到達し、感動を与え、ラグビーに非常に大きなインパクトを与えました。

11月26日、27日ドバイ大会でHSBC 2022年ワールドラグビー・セブンズシリーズのキックオフが目前に迫る中、ニールセンによる最新調査結果で、オリンピック参加が及ぼす効果、特にラグビー新興国のファンをはじめとする世界中のファンを魅了する効果が明らかになりました。

3,000万人の新規ファンが新たに誕生したと言われるリオ2016での記念すべきオリンピックデビューに続き、日本で開催されたラグビーワールドカップ2019の記録的な成功に続き、2021年7月に待望の2度目のオリンピック出場を果たすための舞台が用意されました。

ピッチでの結果は男子大会ではフィジー、女子大会ではニュージーランドが優勝を獲得しました。一方、オフフィールドでは、新型コロナウィルスの世界的感染拡大の影響により、残念ながら無観客開催となったことから、世界中の膨大な数の五輪視聴者に対応するため、放送環境を整えました。結果、東京五輪は史上初の真のデジタル五輪となりました。

ワールドラグビーはこのユニークなシナリオを想定し、6月にThis is how we sevensキャンペーンを開始していました。このキャンペーンでは、ラグビーセブンズのエキサイティングでダイナミック、そしてアクション満載の特徴について宣伝し、ラグビー界で活躍する幅広いパーソナリティーを紹介しながら、世界中にいるより若い、より多様な観客とのつながりを目指しました。

ワールドラグビーのデジタルプラットフォームは素晴らしい効果を発揮し、2,200万回の動画再生回数、340万回のソーシャルメディアエンゲージメント(リオ2016から77%増)を達成し、ソーシャルメディアの新規フォロワー数は、7月だけで31万3,000人を獲得しました。オリンピックハブのウェブサイトのページ閲覧回数は、リオの約2倍となる52万2,000回を記録し、セブンズのニュースを受け取るために登録したファンには500万通以上のメールが送信されました。

結果、ワールドラグビーは、オリンピック開催期間中のソーシャルメディア成長率において、チームスポーツの中で2番目に早く成長した国際競技となりました。

ジェンダー平等は東京五輪の物語における重要なメッセージであり、「スーパーサタデー」に決勝戦が開催された女子ラグビーセブンズ大会は素晴らしいコンテンツを生み出しました。ワールドラグビーのソーシャルチャンネルでは、女子大会コンテンツが44%、男子大会コンテンツが48%、男子・女子共同コンテンツが8%と、報道の公平性がしっかり保たれました。

2021年9月にラグビー伝統国11カ国とラグビー新興国5カ国で実施されたニールセンの独立調査では、オリンピック参加が与えた、ポジティブかつ広範囲における影響について改めて浮き彫りになりました。

2016年と2021年の調査対象国では、ラグビーセブンズのオリンピック大会に対するフォロワー数が28%から37%に増加しており、関心と認知度は高まり続けています。

ラグビーセブンズがオリンピック競技となったことで「ラグビーへの関心が高まった」という意見が、2016年の26%から2021年には41%に増加しており、またドイツとアメリカにおいて特に高い結果を記録していることからも、オリンピック参加が及ぼす影響が非常に大きいことはわかります。

ラグビー新興国では、一般人口の54%がオリンピック大会によってラグビーへの関心が高まったと回答していますが、ラグビー伝統国では35%で、一般人口の43%が初めてセブンズを観戦していたことになります。

ラグビー伝統国では、最近のラグビーファン、女性ラグビーファン、34歳以下のラグビーファンが、オリンピック大会が初めてのセブンズ大会であると回答する傾向が強く、認知度を高め、新しいタイプのファンをラグビーに惹きつける上でもオリンピックが重要であることを示しています。

調査に参加したブラジル、中国、ドイツ、インド、アメリカなどのラグビー新興国では、一般人口の44%がオリンピックイベントを見ていると回答し、26%が一部をライブで見ていると回答しました。

オリンピック大会を観戦した新興国人口のうち63%がラグビーセブンズを初めて観戦したと回答しており、これは伝統国に比べて著しく高く、オリンピック大会が世界中の新規ファンを獲得するために不可欠であることを示唆しています。

オリンピック大会での全体的な印象は非常にポジティブで、「競争力がある」、「面白い」、「刺激的」、「速い」などがラグビーセブンズの特徴として挙げられています。

また、ラグビーセブンズとオリンピックとの強い関係は、東京大会後も継続して高まっており、「ラグビーセブンズはオリンピックに適している」という意見は、2016年に比べて全回答者で9%増加し、新興国では61%の支持を得ました。

ワールドラグビーの最高責任者、アラン・ギルピンは、東京大会に参加。伝統的な人気を誇る「スーパーサタデー」に国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長を招待。ニュージーランドのブラックファーンズがフランスを破って金メダルを獲得した素晴らしい女子決勝戦を観戦しました。

ギルピンは次のように述べています。「無観客開催となった東京2020は完全にデジタル化された最初のオリンピックとなり、革新的でダイナミックな This is how we sevens キャンペーンを通じて、デジタルプラットフォームでファンとつながることに集中する機会となりました。」

「本日発表されたソーシャルメディアに関する統計や調査結果は、ピッチ上でのプレーヤーやチームの信じられないような感動的なパフォーマンスと相まって、オリンピックへの参加が、世界中の、特にラグビー新興国の新しい、より若い、より多様なファングループに到達することを可能にする大きな影響力を持つ、ということを明確に示しています。」

「HSBCワールドラグビー・セブンズシリーズに続き、バーミンガムで開催されるコモンウェルスゲーム、そして9月にケープタウンで開催されるラグビーワールドカップ・セブンズで大興奮のうちにクライマックスを迎える2022年は、ラグビーにとって非常に重要な年になるでしょう。」

パリ2024オリンピック大会の開催まであと2年半となり、ファンの皆様には、アクション満載のオリンピック・ラグビーセブンズを楽しみにしていただけます。