ワールドカップ1991、1999年大会で優勝を飾ったイールズ元選手が、ラグビーワールドカップ・フランス2023選手委員会の委員長に就任しました。
2007年にワールドラグビー殿堂入りを果たした元ワラビーズの主将は、France 2023組織委員会と共に、ラグビーワールドラグビー2023大会に参加する660名のプレーヤーとの架け橋となる重要な役割を担います。今回の任命によって、選手委員会は国際的にも重要な役割を担うことになります。
選手委員会を構成する7名の委員
イールズ氏を筆頭に、フランスラグビーと国際ラグビーの代表的な人物6名が委員となります。元フランス代表、フィリップ・セラとヤニック・ジョジオン、そしてウェールズラグビーのレジェンド、ガレス・トーマス、また、環境問題に強い関心を持っていることで知られる元オーストラリア主将デビッド・ポコックが選手委員会の委員に就任します。
ラグビーワールドカップ・フランス2023大会がラグビー界の女性たちの役割の重要性を唱える中、昨年の12月にワールドラグビー・女子15人制プレーヤー・オブ・ザ・デケード賞に輝いたジェシー・トレムリエ、そしてイングランド代表のスタープレーヤー兄弟、マコとビリーの母親であるレシンガ・ヴニポラが委員に就任します。
プレーヤーを中心にしたRWC 2023
選手委員会は年に数回会合を開き、さまざまな目標について協議します:
- ラグビーワールドカップ2023に参加する660名のプレーヤーとフランス国内のファン、そして世界中のファンとの繋がりを強化する
- プロラグビーとアマチュアラグビーの架け橋となる
- ラグビーピッチだけでなく、持続可能な開発、そしてあらゆる差別に立ち向かうための様々なプロジェクトフランス2023のCSRの取り組みにプレーヤーを参加させる
参加全チームの休養期間を増やすため、ラグビーワールドカップ2023の開催期間を9月8日から10月28日までと1週間延長するという歴史的な決定に続くこの選手委員会の発足は、ラグビー生誕200周年を記念するこの第10回大会を、その中心にプレーヤーをおいて運営するというラグビーワールドカップ・フランス2023の決意を確固にするものです。
France 2023 のCEO、クロード・アチェ氏は次のように述べています。「ラグビープレーヤーが未来世代の模範となる現代のヒーローである理由は、フィールド内外における彼らの献身的な姿です。選手委員会はラグビーサポーターやアマチュアラグビーの世界との重要な架け橋になれるよう尽力していきます。大会に参加する660名のプレーヤーが、ラグビーワールドカップFrance 2023のポジティブなレガシーに向けて大きな貢献ができるよう促していきます。」
「このプロジェクトに参加してくれる委員長のジョン・イールズ氏と6名の代表委員の皆様に感謝いたします。フランスだけでなく、国際的にも私たちの優先事項は常にプレーヤーを全ての中心に考えるということです。」
選手委員会の委員長、イールズ氏も次のように述べました。「ラグビーは単なるスポーツではなく、それはコミュニティーであり、生き方そのものです。プレーヤーとしてだけでなく、若い女性、男性という人間形成を助けるものです。選手委員会は、ラグビーがこれからも未来へのインスピレーションを与え続け、社会と一人一人のウェルビーイングになくてはならない社会的繋がりを構築する上での重要な役割を果たすため、ファンとプレーヤーに寄り添っていきます。