• RWC 2021コーチング・インターンシッププログラムは女性のアスリートに対してハイクオリティの機会を提供
  • ワールドラグビー はRWC 2025でコーチ陣の40パーセントを女性にすることを目指す
  • ウェールズは、RWC 2021でプールAに入り、チャンピオンのニュージーランド、オーストラリア、そして最終予選勝利チームと戦う
  • ラグビーワールドカップ2021は9月18日から10月16日にかけて開催

 

ワールドラグビー とウェールズラグビー協会は本日、元アイルランド代表選手でウェールズ「Player to Coach」プログラム候補、ソフィー・スペンスがラグビーワールドカップ2021コーチインターンに選ばれ、ウェールズ女子マネジメントチームに配属されると発表しました。

スペンス氏はアイルランド代表として40回出場、2回のラグビーワールドカップ(2014年と2017年)にも出場し、2013年と2015年の女子6カ国対抗で優勝しています。

スペンス氏は選手時代からダブリン大学とレンスターラグビーでコーチとしても活躍しており、自身で女子ラグビーアカデミーを設立。プレーヤーを引退後の昨年、ウェールズに移り2019年からウェールズのペンクラウドでディビジョン1男子チームのフォワードコーチとして活躍していました。

スペンス氏は、ウェールズのワレン・アブラハムズ(ヘッドコーチ)そしてレイチェル・テイラー(スキルコーチ)に加わり、ラグビーワールドカップ2021のプールAで前大会優勝者ニュージーランド、オーストラリア、最終予選勝利チームに挑む準備を行います。

ラグビーワールドカップ2021コーチング・インターンシッププログラムは、包括的な女子ハイパフォーマンス・コーチングレビューの結果、ハイパフォーマンスレベルでの女性コーチが著しく不足している現状が報告されたことを受けて導入したものです。

画期的なコーチング・インターンシッププログラムは、優秀な女性コーチをハイパフォーマンスの環境に配属することで、男子・女子ラグビーのハイパフォーマンスレベルでの女性コーチの存在感を高める狙いがあります。

女子ラグビー2017−25戦略計画にある「インスピレーショナルなリーダーシップの育成」に関する課題に沿って、ワールドラグビー はラグビーにおける女性コーチの育成を支援することを約束し、ラグビーワールドカップ2025では最低でもコーチ陣の40%を女性にするという野心的な目標を定めています。

ワールドラグビー の女子ラグビージェネラルマネジャー、ケイティ・サドラー氏は次のようにコメントしています。「ラグビーワールドカップ2021開幕まで残り10ヶ月を切り、プール組分けも決定した今、大会へのワクワク感は高まっています。ソフィー、そして新たに任命されたウェールズのコーチ陣、ワレン・アブラハムズとレイチェル・テイラーに、第9回大会に向けたウェールズチームの準備のご検討をお祈りします。」

ウェールズのWomen and Girlsのジェネラル・マネジャー、シャーロット・ワザンは次のように述べています。「ソフィーは私たちの国際女子プログラムに豊富なラグビー経験と知識を持ってきてくれます。彼女は現在、我々の「コーチ・パフォーマンスプログラム」でリース・ウェブ、スコット・ボールドウィン、リアム・ウィリアムズ、ガレス・アンスコム、そしてエリノア・スノーシルらと共にトレーニングを積んでいます。ワールドラグビー のコーチング・インターンシッププログラムは世界中の女性コーチにとって、またゲームにおけるあらゆるレベルで励ましとなるプログラムです。」

ソフィー・スペンス氏も次のようにつけ加えました。「ワールドラグビーによるこの取り組みは、ラグビーにとってだけでなく、ラグビー界で活躍する女性達にとって素晴らしい取り組みです。来年のラグビーワールドカップへの準備を進める中、このプログラムで活動を開始するのが待ちきれません。女子ラグビーでは大変優秀な新コーチ陣が集まり、彼女達とこの旅路を共に歩んで行けることを嬉しく思います。」

「マネジメントチームと会いましたが、ワレンが計画した道筋がわかりました。素晴らしい水準のラグビーを披露したAllianz 15人制の試合クリップを見ましたが、実際にプレーヤーに会って早くプログラムをスタートさせたいです。私は可能な限り取り組みに関わっていきたいと思っています。バーバリアンズ時代のチームメイトだったワレンとレイチェルから色々教えてもらえるのを楽しみにしています。チームの一員として見て学び、必要とされた時にはいつでも成果を出していきたいと思います。」

「ラグビーワールドカップのプール組分けはワクワクするものでした。ニュージーランドのホームグラウンドで彼らと対戦できることは私たちにとって素晴らしいチャンスです。また、オーストラリアも同じプールに入り、注目が集まるプールに入ったことは我々にとっても素晴らしいことです。私たちは一生懸命準備をし、自分たちにフォーカスを当て、可能な限り準備を整えて大会に臨みます。」

プレーヤーを引退後に彼女が目指していたものは常に「コーチング」であったとソフィーは言います。

「ダブリンで大学レベルラグビーとレンスターラグビーでコーチングをした後、コーチとしてキャリアを積みたいといつも考えていました。」

「ウェールズ・ラグビー協会に連絡し、チャンスを見つけるためウェールズに移りました。進みたい道は何かわかっていましたし、シニアの男子チームで新たな挑戦を探しました。ペンクラウドでのコーチングはとても楽しかったです。チームはディビジョン2からどんどん昇格し、上向きのらせん上にいました。シーズンが中止となった時には6位に位置していました。」

「その時ウェールズラグビー協会のPlayer to Coachプログラムの話が持ち上がりました。このプログラムの対象者はウェールズのエリートレベルプレーヤーでした。私たちは4シーズン目に入っていましたが、コーチの皆さんと経験を共有したり教えてもらったりして、大変ポジティブな経験が得られました。プロレベルのプレーヤーにとっては、最高のレベルでプレーできました。」

「そして今、ワールドラグビー ・インターンシッププログラムが私と他のインターンにとって巨大なチャンスとなりました。お互いから多くのことを学び合い、経験を分かち合うことができること間違いなしだと思います。」