昨年のラグビーワールドカップ日本大会でプレーした選手が、また一人、ジャパントップリーグでプレーする。

オーストラリア代表で昨年と2015年のワールドカップを含めて99キャップを保持し、主将としてワラビーズをけん引するFLマイケル・フーパ―選手だ。

 現在ワラターズでプレーする28歳のオープンサイドフランカーは、19歳だった2010年にACTブランビーズでスーパーラグビーに初出場。その後、2012年に21歳を前にスコットランド代表戦で初キャップを獲得すると、2014年には22歳と268日の若さでワラビーズのキャプテンに任命された。

代表戦43試合連続出場や最年少テストマッチ50試合出場達成など、記録も多い。昨年のワールドカップでは4試合に出場し、2トライをマークした。

フーパ―選手はチームを通じて、「トヨタが実践しているラグビープログラムについて、非常に多くのポジティブなレビューを耳にしているし、チームがファンや会社から素晴らしいサポートを受けていると聞いている。愛知に住んで地域の皆さんを代表してプレーするチャンスは、私にとってとても特別であり、なかなかないこと。可能な限りのベストを尽くしたパフォーマンスを見せたい。私も妻も2021年1月のチーム合流をとても楽しみにしている」とコメントしている。

トヨタは合わせて、フーパ―選手とワラビーズ同僚でU20オーストラリア代表でもプレーしたLO/FLジェド・ホロウェイ選手、マオリオールブラックス選出経験もあるハイランダーズCTBロブ・トンプソン選手、U20ニュージーランド代表でもプレーしたチーフスSOティアーン・ファルコン選手も獲得した。

さらに、ファルコン選手とチーフスで同僚のLO/FLマイケル・アラダイス選手、ニュージーランド出身で2018~2019年と神戸製鋼に所属したCTBチャーリー・ローレンス選手の加入も決まった。

トヨタには前ニュージーランド代表主将のキアラン・リード選手、日本代表の姫野和樹選手や茂野海人選手、マレ・サウ選手らが所属しており、元ニュージーランド代表ヘッドコーチのスティーブ・ハンセンがディレクター・オブ・ラグビー、前ワラターズFWコーチのサイモン・クロンがヘッドコーチを務めている。

トップリーグ2021は来年1月16日に開幕。トヨタ自動車はファーストステージでは開幕戦の相手であるサントリーをはじめ、NTTコミュニケーションズ、クボタ、ホンダ、東芝、宗像サニックス、三菱重工相模原とレッドカンファレンスで戦うことが決まっている。