昨秋のラグビーワールドカップ日本大会で初のベスト8入りした日本代表が、6月27日(土)に静岡県のエコパスタジアムにてウェールズ代表と対戦する(キックオフ時間は決定次第発表)。

 ウェールズは先のワールドカップで準決勝に進出。優勝した南アフリカに16-19で敗れてベスト4で終わったが、世界ランクは日本の8位に対して現在4位という強豪だ。

 ワールドカップまで長年チームを率いたウォーレン・ガットランドヘッドコーチは大会後に退任し、ウェイン・ピヴァック新ヘッドコーチの下でチームは新たなスタートを切っている。ニュージーランド出身のピヴァック氏はフィジー代表を率いた経験もあり、ウェールズ代表での仕事に就く前はスカーレッツで指揮を執っていた。

 日本のウェールズとの対戦は2016年11月のカーディフでの対戦以来で、この時は日本が30-33で敗れた。通算対戦成績は1973年のカーディフでの初対戦以来、日本が1勝13敗と大きく負け越している。唯一の勝利は2013年6月に東京の秩父宮での対戦で挙げたもの(23-8)だ。

今夏の対戦は、2023年のワールドカップへ向けてジェイミー・ジョセフヘッドコーチの下で新たな一歩を踏み出す日本代表にとって、貴重な腕試しの機会になることは間違いない。

7月にはイングランド代表との2連戦も予定されており、日本のファンには注目の戦いが続く、熱い夏になりそうだ。