ワールドラグビーは、男女別のオリンピック地域予選大会の開催地と日程を発表しました。2019年6月から11月まで行われます。

男子および女子のHSBCワールドラグビーセブンズシリーズの上位4チームがオリンピックの資格を得られる最初のチームとなります。地域別予選は、普遍性と競争力を促進するグローバルな出場資格選定プロセスの中心となります。

男子の地域予選では、最大6つの予選会場があり、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、オセアニア、南アメリカ、北アメリカの6つのワールドラグビー地域でトーナメントが開催されます。各地域の優勝者が東京2020への出場権を獲得します。

女子の地域予選はアジア、アフリカ、ヨーロッパ、オセアニア、南アメリカの6つのワールドラグビー地域に渡って行われます。各地域の優勝者が自動的に東京2020への出場権を獲得します。

北米の場合、女子2チームがHSBCワールドラグビーセブンズシリーズにより出場資格を獲得した場合は、地域予選から出場資格者は出ません。上位2チームは自動的にワールドラグビーオリンピック敗者復活戦に参加し、敗者復活戦では上位2チームがオリンピックへの出場資格を獲得します。

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東京2020オリンピック地域予選大会スケジュール:

2019年6月1-2 日: 南アメリカ - ペルー、リマ (女子)
2019年6月29-30日: 南アメリカ – チリ、サンティアゴ (男子)
2019年7月6-7日: 北アメリカ – ケイマン諸島、ジョージタウン (男女)
2019年7月13-14日: ヨーロッパ - フランス、コロミエ (男子)
2019年7月13-14日: ヨーロッパ - ロシア、カザン (女子)
2019年11月7-9日: オセアニア – フィジー、スバ (男女)
2019年11月9-10日: アジア – 中国、広州 (女子)
2019年11月23-24日: アジア – 韓国、仁川(男子)
2019年 未定:    アフリカ - 男女予選
2020年 未定: オリンピック敗者復活戦

 

オリンピックへの切符を掴む最後のチャンスは、男女のワールドラグビーオリンピック敗者復活戦で、地域予選の終了後から2020年6月までの間に開催されます。各地域予選での2位チームと3位チームが参加し、男女ともに12チームが参加します。

ワールドラグビー会長のビル・ボーモント卿は次のように述べています。「ラグビーセブンズのオリンピック参加は、このスポーツにとって決定的な瞬間でした。2016年のリオ大会の大成功以来、ピッチ内外でセブンズのシーンは成長してきました。男子と女子のワールドシリーズの競争が激化し、ワールドシリーズとラグビーワールドカップセブンズ2018を通して世界中で新たなオーディエンスを魅了しており、米国では900万人以上のテレビ視聴者、そしてデジタル媒体でも記録的な視聴者数に達しました。」

「世界各地で開催されるセブンズの大会を通して、ワールドシリーズで競争できるチームも出現してきました。最近行われたラスベガスでのHSBC USAセブンズではチリ男子チームがチャレンジトロフィーの準決勝に進出し、昨年アイルランド男子チームはHSBCロンドンセブンズで銅メダルを獲得しました。これらが示すように、セブンズの強さと世界的な競争力は急速に高まっています。」

「今年は2020年の東京へのチケット獲得のために競い合う、チームにとっては大変重要でエキサイティングな年となります。ラグビーセブンズがオリンピックへの旅を続ける中、私たちは6月から始まる地域予選大会を楽しみにしています。」

東京2020年オリンピック大会のラグビーセブンズ大会は、2020年7月27日から8月1日まで東京スタジアムで開催されます。2019年日本でのラグビーワールドカップ開催後の大会のため大きな魅力となるでしょう。

ラグビーのオリンピックへの導入が成功して以来、ニールセンの調査によるとラグビーセブンズのファンベースは3000万人以上も成長し、米国、中国、インド、ブラジルなどの新興市場が大幅に成長したとのことです。