男子予選とセブンズシリーズが開幕した大会2日目。

予選ではプール戦の第2ラウンドまでが行われ、5チームが2戦全勝で終えている。

プールEには、地元チームの香港が登場。初戦でフィリピンと対戦すると、前半から立て続けにトライを奪うと、フィリピンの反撃を退け、地元初勝利を挙げる。さらに、ジンバブエ戦にも快勝すると、プール戦無敗で最終ラウンドを迎える。このグループで好調なのは香港だけではなかった。オセアニアラウンドで招待チームとしてコアチームとともにプレーした経験のあるトンガも、ジンバブエとフィリピンから危なげなく勝利をあげ全勝で第3試合を迎える。

昨季準決勝まで進んだアイルランドが、プールFから悲願のコアチーム昇格を目指す。しかし、2勝目を目指して挑んだウルグアイ戦でまさかの追い上げにあい引き分け1勝1分で初戦を終える。一方、同組のロシアが順調に2勝をあげプールFで単独首位に立っている。

残るプールGには、昨季決勝で惜しくも日本に敗れたドイツが。開幕戦でウガンダを迎え撃つと、一時はリードを奪われるものの反撃を開始し7点差で勝利。クック諸島との2試合も3点差で逃げ切り2勝目を挙げた。明日、ドイツとプール首位をかけて対戦するのがチリ。2戦ともに30点を超える得点をあげ、失点は2試合あわせてわずか12点にとどめており、ドイツとは対照的に圧倒的な攻撃力で2戦を勝ち切っている。

大会2日目終盤に行われたのは、男子コアチームによるセブンズシリーズの第1ラウンド。

日本は、初戦から南アフリカと対戦することとなる。昨季のシリーズ王者との一戦は防戦一方となることも予想されたが、副島選手とリサラ選手のコンビネーションで先制点を奪ったのは日本だった。前半こそ南アフリカを2点リードして終えたものの、後半に入ると南アフリカが圧巻の得点力で15点差をつけられるとそのまま敗戦を喫した。

日本と同組のサモアはスコットランドを下し勝ち星をあげると、プールDでは、現在シリーズランキングトップをひた走るアメリカと5位のイングランドが、下位のスペインとウェールズをそれぞれ退けた。

そのほか、オーストラリアとのライバル対決を制したニュージーランドと、ケニアを退けたフィジーが、強豪ぞろいのプールCで、初戦を勝利で飾っている。先月のバンクーバー大会で準優勝と躍進したフランスは、招待チームのポルトガルを圧倒し危なげなく白星スタートを切る。同じくプールBのアルゼンチンとカナダの対決では、リードしていたアルゼンチンにカナダが反撃を仕掛けるも及ばず。アルゼンチンがフランスに続き初戦を勝利で終えている。