8月6日〜8月8日に行われる、リオ2016オリンピック大会女子セブンズ競技で栄冠を争う12チームを紹介!
オーストラリア代表
ヘッドコーチ:ティム・ウォルシュ
- 2015-16 シリーズランキング:優勝者
- 2015-16 獲得タイトル数:3 (ドバイ、サンパウロ、アトランタ)
- 2015-16 トップトライ/得点スコーラー: エミリー・チェリー (22 トライ/ 134 得点)
チームトリビア★ オーストラリアは以前にもブラジルで好成績を挙げている。2014年の王者となり、2015年は準優勝したオーストラリア代表は、2月にサンパウロで開催されたHSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズを優勝した。
注目選手:エリア・グリーン ELLIA GREEN (写真)
愛称グリーンマシーンのエリア・グリーンは、子供の頃から100もしくは200メートル走でオリンピックの舞台に立つことを夢見てきたエリア・グリーンは、デオドロ・スタジアムの芝を駆ける。シリーズタイトルを獲得したオーストラリア代表は、金メダルを狙ってオリンピックに臨む。2015-16シリーズで3ラウンドに参加し、計17トライを獲得したグリーンは、スピードとパワーでオーストラリアの金メダルの夢を実現させるための欠かせないプレーヤーだ。
ブラジル代表
ヘッドコーチ:クリス・ニール
- 2015-16 シリーズランキング:10位 (ノンコアチーム)
- 2015-16 獲得タイトル数:なし
- 2015-16 トップトライ/得点スコーラー:ラケル・コシャン (5トライ / 37得点)
チームトリビア ★ 初めての出場から、ブラジルは全ての南米女子セブンズ大会のタイトルを獲得している。2004年の初タイトル獲得以来、12年にわたって優勝してきた。
注目選手: エドナ・サンティーニ EDNA SANTINI
小柄な体格のサンティーニだが、どんなチャレンジにも砕けない24歳の彼女は、フィールド上では怖いもの知らずの戦士だ。ブラジルチームでもベテラン選手であるサンティーニは、素早いフットワークとペースで実に「ポケットロケット」であり、守備のギャップを見抜き、ディフェンスラインを突破するシーンがよく見られる。ブラジルがでオドロ・スタジアムの観衆の前で決勝トーナメントに進出した場合は、プレーの中心にはサンティーニがいることでしょう。
カナダ代表
ヘッドコーチ: ジョン・テイト
- 2015-16 シリーズランキング: 3位
- 2015-16 獲得タイトル数: 1 (クレモンフェラン)
- 2015-16 トップトライ/得点スコーラー: ジスレーヌ・ランドリー (19 トライ/ 158 得点)
チームトリビア ★ アシュリー・ステイーシーの義理の妹、ヘザー・ステーシーは、リオ2016のハンマー投げで競う。ヘザーの兄、ジム・ステーシーは、2008年と2012年大会のハンマー投げに出場したが、今大会には参加しない。
注目選手: ジェ二ファー・キシュ JENNIFER KISH
28歳のジェン・キシュを一言でまとめると、「キャプテンファンタスティック」がふさわしいでしょう。リオでは金メダルを目指すカナダ代表の大黒柱として活躍するキシュは、常に100%でプレーに望み、選手たちのスピリットを持ち上げるマジカルな才能を持つチームプレーヤーだ。パンアメリカンゲームズで金メダルを獲得したキシュは、世界最大のスポーツイベントで2つ目の金メダルを狙う。
コロンビア代表
ヘッドコーチ: ローレント・パラウ
- 2015-16 シリーズランキング: 14位 (ノンコアチーム)
- 2015-16 獲得タイトル数: なし
- 2015-16 トップトライ/得点スコーラー: 選手4人 (1トライ) / マリアカミラ・ロペラバジェ (11得点)
チームトリビア ★ コロンビアの北部にあるラ・グアヒラ出身のカテリン・メディーナ選手は、ラ・グアヒラ初のオリンピックスポーツ選手となる。
注目選手: ナタリー・マルチノ NATHALIE MARCHINO
コロンビア代表で最も経験を持つナタリー・マルチノ選手は、以前アメリカのイーグルズでフィフティーンズとセブンズの両方、2012-13年のシリーズ、そしてセブンズラグビーワールドカップに出場している。35歳の誕生日を祝ったコロンビア出身のマルチノは、強豪揃いのプール戦で、ラス・トゥカネスにとって欠かせない存在になるでしょう。
フィジー代表
ヘッドコーチ: クリス・クラクネル
- 2015-16 シリーズランキング: 8位
- 2015-16 獲得タイトル数: なし
- 2015-16 トップトライ/得点スコーラー: アナマリア・ロンギザ (9トライ) / ルシラ・ナガサウ (64得点)
チームトリビア ★ フィジーはオリンピックでメダルを獲得したことがない。シリーズチャンピオンとなった男子セブンズフィジー代表は金メダル候補の筆頭だが、女子チームが先にメダルを獲得すればフィジー初のオリンピックメダルを手に入れることになる。
注目選手: ルシラ・ナガサウ RUSILA NAGASAU
万能なアスリートとして、ラグビーに紹介される前はサッカー選手としてフィジーを代表していたルシラ・ナガサウは、フィジアナチームの要だ。従姉妹でもあるアナ・マリアロチカキャプテンと並んでプレーするナガサウは、経験とトライスコーラーとしての技量を駆使して、フィジー初のオリンピックメダル獲得を目指す。
フランス代表
ヘッドコーチ: ダヴィド・コルテ
- 2015-16 シリーズランキング: 5位
- 2015-16 獲得タイトル数: なし
- 2015-16 トップトライ/ 得点スコーラー:カミーユ・グラシノー (16トライ/80得点)
チームトリビア ★ シリーズのコアチームとして全11大会の決勝トーナメントに進出しているフランス代表だが、未だ決勝戦には出場したことがない。5回にわたって、ベスト4で敗退している。
注目選手: ファニー・オルタ FANNY HORTA
2015-16シリーズで存在感を発揮したレ・ブルーのファニー・オルタキャプテンは、チームで最も経験が豊富なベテラン選手である。フィフティーンズとセブンズの両方でフランスを代表し、リオに向けて順調な発展を遂げてきたフランスの中心選手として、番狂わせ勝利の期待を秘めるリオスコッドでの活躍が期待できそうだ。
イギリス代表(イングランドの成績を使用)
ヘッドコーチ: サイモン・ミドルトン
- 2015-16 シリーズランキング: 4位
- 2015-16 獲得タイトル数: 1 (ラングフォード)
- 2015-16 トップトライ/得点スコーター: ヘザー・フィシャー (14トライ) / ケイティー・マクリーン(82 得点)
チームトリビア ★ オリンピック金メダルを目指して大会に臨むチームGB(イギリス代表)、女子ラグビーワールドカップ2014を制覇したイングランド代表メンバー6人をスコッドに含む。
注目選手:ヘザー・フィシャー HEATHER FISHER
元ボッブスレーのブレーキ係であるヘザー・フィシャーは、パワーのみならず、繰り返しゴールラインを破るトライ大量生産マシーンである。2015/16シリーズでイングランド代表のトップトライスコーラーとなったフィシャーは、女子ラグビーワールドカップ2014の優勝者でもある。上手くスペースを空け、チームメートのプレーを助ける彼女は、ペースを増すとアンストッパブルだ。
日本代表
ヘッドコーチ: 浅見敬子
- 2015-16 シリーズランキング: 11位
- 2015-16 獲得タイトル数: なし
- 2015-16 トップトライ/得点スコーター:アノ・クワイ (9トライ/45得点)
チームトリビア ★ 大学時代はディスカス投げの選手だった桑井亜乃は、オリンピック出場の夢を目指してラグビーに転向した。
注目選手: 山中 美緒 MIO YAMANAKA
日本代表で最も小柄な体格の山中美緒は、チームでも最年少選手の一人である。21歳の山中は10月に21歳の誕生日を迎える。 今年2月にサンパウロでデビューを果たした山中は初めてコアチームとして参加するシリーズでレギュラーメンバーとなった。今後の活躍が期待できるサクラセブンズの注目選手だ。
ケニヤ代表
ヘッドコーチ: マイク・シャマイア
- 2015-16 シリーズランキング:13位(ノンコアチーム)
- 2015-16 獲得タイトル数:なし
- 2015-16 トップトライ/最多得点スコーラー:ジャネット・オケロ (4 トライ / 20 得点)
チームトリビア ★ 2016年5月に、クレモンフェランでシリーズデビューを果たしたケニヤ代表は、コアチームの日本代表を下し、11位に終わった。
注目選手: セレスティーヌ・マシンデ CELESTINE MASINDE
セブンズとフィフティーンズの両方で活躍してきたマシンデは、フィールドで常にベストを尽くすハードワーカー。クレモンフェランでもプレーし、ボウルトーナメントの準決勝でロシアを相手に、トライを挙げたキープレーヤーである。
ニュージーランド代表
ヘッドコーチ: ショーン・ホーラン
- 2015-16 シリーズランキング:2位
- 2015-16 獲得タイトル数:なし
- 2015-16 トップトライ/最多得点スコーラー:ポーシア・ウッドマン(24トライ / 120得点)
チームトリビア ★ 2014年4月〜2015年5月シリーズ戦37試合で、ニュージーランド代表は連勝を飾っていたが、ロンドンでスペインが番狂わせの勝利で連勝の記録を途絶えさせた。
注目選手:サラ・ゴス SARAH GOSS
2012-13年に女子シリーズの創立以来、全20大会に出場してきたサラ・ゴスはセブンズラグビーワールドカップで、3回優勝している。23歳のゴスは強いリーダー精神を発揮し、努力家でもある。強い攻撃力と、隙を許さない守備で他の選手たちを引っ張る大黒柱だ。
スペイン代表
ヘッドコーチ: ホゼ・アントニオバリオ
- 2015-16 シリーズランキング:9位
- 2015-16 獲得タイトル数: なし
- 2015-16 トップトライ/最多得点スコーラー:パトリシア・ガルシア(9トライ/ 92得点)
チームトリビア ★ ロシア代表を19-12で下し、ダブリンで行われた世界敗者復活トーナメントで優勝した女子スペイン代表は、オリンピック予選を通過した最後のチームである。男子スペイン代表もモナコで開催された世界敗者復活トーナメントで優勝候補のサモア代表を破り、オリンピックの出場が決定した。
注目選手: バルバラ・プラ BARBARA PLA
弟のポル・プラもリオ2016セブンズ競技でスペインを代表するプラ家は、兄弟揃ってオリンピックに出場する。プラは負傷のため、2015-16のシリーズには参加しなかったが、敗者復活トーナメントで十分に存在感を発揮した。
アメリカ代表
ヘッドコーチ: リッチー・ウォーカー
- 2015-16 シリーズランキング: 6位
- 2015-16 獲得タイトル数: None
- 2015-16トップトライ/最多得点スコーラー:クリステン・トマス(15トライ) / アレヴ・ケルター(79点)
チームトリビア ★ 1924年パリオリンピックで正式競技として採用されたラグビーフィフティーンズでは、アメリカ代表の男子チームが金メダルを獲得した。
注目選手: ジェシカ・ジャベレット JESSICA JAVELET
フィールドホッケーでアメリカを代表し、ドイツでもプロとしてプレーしたジェシカ・ジャベレット(愛称JJ)は、ホッケー選手としてオリンピック出場を目指していた。オリンピックフィールドホッケーの夢には及ばなかったものの、サッカー経由でセブンズを体験し、リオ2016行きの切符を手に入れた。
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