ワールドラグビーU20チャンピオンシップに臨むU20日本代表が選出された。

メンバー30人はいずれも大学生選手。5月上旬にサモアで行われたワールドラグビーパシフィック・チャレンジ2023に出場したジュニア・ジャパンから22人が選ばれ、そのサモア遠征メンバー以外からはFB矢崎由高選手(早稲田大学)や先月末のニュージーランド学生代表戦(52-46)で存在感を示したBR宮下晃毅選手(法政大学)、LO/BRハリー・ウィラード選手(ダラム大学)ら8人が名を連ねた。

新型コロナウィルス感染症の世界的流行で2019年大会以来の開催となる今回のU20チャンピオンシップはケープタウンとウェスタンケープで行われ、日本は6月24日の初戦でフランス代表、29日にウェールズ代表、7月4日のプール最終戦でニュージーランド代表と対戦する。

出場12チームはプール戦での成績に応じて7月9-10日と14-15日に行われる順位決定戦に臨む。決勝は15日。最下位チームはU20トロフィーへ降格となり、7月15-30日にケニアで行われるU20トロフィー優勝チームと入れ替えとなる。

 2019年のU20トロフィーに優勝して今回の出場権を獲得していた日本チームは、6月18日に大会開催地の南アフリカへ向けて日本を発ち、現地で調整を重ねる。

 サモア遠征に不参加だった選手たちがニュージーランド学生代表戦で「いいアピールをしたので、メンバー選考はうれしい悩み」と話していたU20日本代表のロブ・ペニーヘッドコーチは、「選出された選手とスタッフ、U20チャンピオンシップの開催におめでとうと言いたい。近年の混乱を経て、再びこのような活動ができることは素晴らしい。この大会で世界のU20年代の選手たちと戦えることを、我々はとても光栄に思っている」とコメント。

 日本代表として臨むメンバーについて指揮官は、「選手はみな、大学に所属する代表で、プライドと情熱、ハートを持って挑む。日本代表として、先輩であるブレイブ・ブロッサムズの選手たちが築き上げた歴史をつないでいく、この若い選手たちの功績は非常に大きなものになるだろう。ベストを尽くしたい」と話しています。

 

 

U20日本代表 大会登録メンバー:

PR/HO―西野帆平(明治大学)

PR―杉浦皓亮(東海大学)、富田 陸(明治大学)、黄 世邏(関西学院大学)、弓部智希(近畿大学)

HO―大本峻士(立命館大学)、長島幸汰(同志社大学)

LO/BR―ハリー・ウィラード(ダラム大学)、楠田知己(明治大学)、佐々木柚樹(大東文化大学)、田島貫太郎(明治大学)、能勢涼太郎(近畿大学)

BR/LO―栗田文介(早稲田大学)、小林典大(関西学院大学)

BR―林 慶音(同志社大学)、宮下晃毅(法政大学)、最上太尊(明治大学)

BR/CTB―利川桐生(明治大学)

SH―高橋佑太朗(筑波大学)、土永 旭(京都産業大学)

SO/SH―大島泰真(同志社大学)

SO/FB―楢本幹志朗(筑波大学)

SO/CTB―大町佳生(帝京大学)、野中健吾(早稲田大学)

CTB―平 翔太(明治大学)

CTB/WTB―生田弦己(帝京大学)

WTB―御池蓮二(立命館大学)

FB/WTB―武藤航生(関西学院大学)、矢崎由高(早稲田大学)

UTB―今野椋平(慶應義塾大学)